デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ヘタレ男の子守唄。 げんしけん二代目の十(通算19巻)

イメージ 5くじびきアンバランス ハ○ンダンダ
 イクラ呼ンデモ帰ッテハ来ナインダ

 モウアノ時間ハ終ワッテ

 君モ人生ト向キ合ウ時ナンダ”
 
カバーの折り返しに書かれた匕首のような一文。
 
作品の中では56年の時間しか経っていませんが、現実には13の月日が…。
 
人生と向き合うどころか、色んな事から逃げ続けて…。でも大丈夫。きっと逃げ切ってみせます。
 
げんしけん二代目の十(通算19巻)」20151222日発売/講談社木尾士目著)
 
朽木の卒業旅行と斑目ハーレムの結論出しを兼ねた日光旅行。
 
どこまで引っ張る気だ斑目ハーレム!ではありますが、現状恋愛要素が絡むのは、斑目×(波戸、アンジェラ、スー、恵子)と波戸×(矢島、今野)しかないわけで、致し方のない展開ではあります。
 
げんしけん現代視覚文化研究会)という器もほとんど機能していない今、とりあえずこの話に決着をつけるしかないわけですが…。
 
前巻で、波戸賢二郎を恋愛対象として意識してしまった斑目。その状況に“女”として一石を投じた恵子。
 
これまで曖昧を以って良しとす、だった距離感を各自が一気に縮めにかかります。
 
斑目×波戸に訪れた奇蹟のラッキースケベ(サブタイ「らき☆すけ」←ウケました)。


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まさかのマダ×ハト。
 
東照宮「自分を選べ」と迫る恵子。
 
斑目の手を自らの頬に誘うアンジェラ。瞳孔が開く斑目と対照的に細くなっていくアンジェラの目が怖い。
 
結局、斑目は誰も選べずに終わってしまうんだろうなあ…。
 
恵子の爆弾投下で矢島×波戸にも飛び火。げんしけんに修羅場は必要か?という問題はさておき、続きが気になるのは確か。20巻発売は半年後か…。

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もうスーでいいだろ。選べ、斑目

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