デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

申(猿)が手招く非日常。 映画の中の猿。

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折角なので干支ネタも少々。

と言っても今更「猿の惑星」やら「キングコング」やらを取り上げても仕方ないので、映画の小道具として印象的に使われた猿を何匹か。

「CURE キュア」
1997年/黒沢清監督)

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キービジュアルとしても使用された“四肢をワイヤーで拘束された猿のミイラ”

間宮(萩原聖人)の住居で高部(役所広司)がこの猿を発見した時を境に物語は奈落に向かって転がりだします。

28日後…」
2007年/ダニー・ボイル監督)

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世界終焉の引き金となるレイジ・ウィルスを宿した実験猿。

この発端の肝は、災厄の原因が猿に非人道的な実験を試みていた科学者グループではなく、独りよがりな正義感でこれを解き放った動物愛護団体にあるという事です。

作品としては続編の28週後の方が断然好みではありますが…。

《食用》として登場したのが、

「食人族」
1981年/ルッジェロ・デオダート監督)

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
1984年/スティーヴン・スピルバーグ監督)

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鉈で頭蓋を水平カット。めくってすくっていただきます。

亀生け作りと並ぶ「食人族」ショックシーン。「インディ」も状況は一緒ですが、笑いをとろうとしている分、スピルバーグの方がタチが悪いです。

他にも「リンク」「モンキーシャイン」「アウトブレイク」「マックス・モン・アムール」とかありますが、並べてみると吉兆とは程遠い存在ばかり。

大丈夫か、申年?

 
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