ウルトラ中途半端な所で12話を迎え、何故か1か月後に13話14話を連続放送するという超イレギュラーな終わり方をした「To LOVEる-とらぶる-ダークネス2nd」。
その続きに当たるのが本作。
「To LOVEる-とらぶる-ダークネス[コミックス15巻同梱DVD]」
(2016年1月4日発売/大槻敦史監督)
前半はリトの寝室に日本の夏の風物詩「怪談」を聞きにやってきたネメシスと、(何故か)クローゼットに隠れていたモモ。
怪談話を聞かせるはずがいつしか3P(としか表現できん)へ。
TV放送は、湯気と霧と光で視界不良でしたが、こっちはすっきりくっきりばっちり。
最早完全に“動く薄い本”。放送コードを意識しない絵作りって素敵です。
後半は、あと一歩で地球を輪切りにする所だったヤミがリトに「ありがとう」の一言を言いたいのだが…というお話がいつしかミカド先生の病院を舞台にした乱痴気騒ぎに。
いつものキメ台詞を封印してナナの口癖「ケダモノ…」で〆る辺り、ヤミの動揺具合が窺われます。
本作くらいオリジナルと二次創作物の線引きが曖昧な(?)作品も珍しい。
新作が待ち遠しいです。