『さようなら、引き篭もり生活! こんにちは、異世界! この世界なら俺、ちゃんとやり直せるよ!』
オタク(この場合、引き篭りゲーマー)の状況適応力には目を見張るものがありますが、考えてみれば彼ら(俺ら?)にとっては“リアル=糞ゲー”な訳ですから、世界構造の変革はリアルには存在しないリセットボタンみたいなもので“望むところ”なのかもしれません。
「この素晴らしい世界に祝福を!/第1話・この自称女神と異世界転生を!」(2016年1月15日深夜BS11放送/金崎貴臣監督)
佐藤和真16歳は、思い出すだけで死にたくなる間抜けな理由で人生終了。
彼の前に現われた自称女神のアクアは上から目線で3つの選択肢を提示。
3つ目を選んだ場合は、特典として好きなモノ(もの凄い能力とか武器)をひとつだけ持っていく事が出来る…。
引き篭もりゲーマーとしては3つ目一択ですが、さて何を持って行くか…。
『ねえ、早くしてぇ。どうせ何選んでも一緒よ。引き篭もりのゲームオタクに期待はしてないから』
『早く決めろってか。じゃー決めてやるよ。異世界に持っていけるモノだろ?…じゃ、あんた』
その場で後任女神が現れて、カズマとアクアは異世界へ。
『ふふふふふ。さんざん馬鹿にしてた男に一緒に連れて行かれるってどんな気持ちだ? はっはははは。あんたは俺が持っていくモノに指定されたんだ。女神ならその神パワーとやらでせいぜい俺を楽させてくれよ! なーはっはははははは!』
崇めるしかない下衆っぷり。最高です。
二人が飛ばされたのは、駆け出し冒険者の町アクセル。ノリノリなカズマに対して半壊状態のアクアがチャーミング(PAUSEでCM入り、解除でBパートは笑えました)。
RPGのセオリーに則ってギルドで手続き。“幸運”以外は軒並み平均値のカズマと“知能”以外は全て桁外れのアクア。
さあ、冒険の始まりだ!と思ったら…。
働いて…飲んで…吐いて
働いて…飲んで…吐く。
魔王討伐の道は険しい…。