デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

クラシックロック探訪9 背信の門 Sin After Sin/ジューダス・プリースト

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ジューダス・プリーストが“メタル・ゴッド”の名を欲しいままにするのは1980年の『ブリティッシュ・スチール』辺りからだと思います。

 

その前の2枚、『ステンド・クラス』『殺人機械』がホップ、ステップになっている訳ですが、今回ご紹介するのは、それよりも更に前、1977年にマイナーレーベル「ガル・レコード」との腐れ縁を断ち切って、メジャーレーベルCBSに移籍した記念すべき1枚。

 

背信の門 Sin After Sin

ジューダス・プリースト JUDAS PRIEST

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通算3枚目。プロデュースはロジャー・グローヴァー。
 

まだメタルの片鱗はなく、叙情的なハード・ロックを聴かせてくれます。

 

1曲目は「罪業人(つみびと)」

 

タモリ倶楽部空耳アワー』の“♪母さんが言う、「こういうパーマは変だ」と、死のう~”というシュールなネタで一躍全国区になった、あの曲です。

 

何をどう聴けば“♪Curse and damnyou all you fall by the hand of the Sinner!”がそんな風に聞こえるのか不思議ですが、流石空耳、流石タモリ倶楽部な大ネタでした。


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その耳で確かめたい方はこちらを。

 

返す刀で2曲目はジョーン・バエズの大ヒットナンバー『ダイヤモンズ&ラスト』

 

プリーストとバエズってイメージ違うにも程がありますが、これが実にいい感じ。

 

ティム・リッパー・オーウェンズ在籍時も含めてライブでは、超絶ア・カペラとして披露されていました。

 

ジューダス・プリーストのアルバムとしては初めて全英アルバムチャート入り(最高23位)。

 

まだ、ロブが革ジャンも着ず、ハーレーにも乗らず、ロン毛にヒラヒラ衣装を着ていた頃のプリーストです。


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デビュー当時のプリースト。はっきり言ってちょっと気持ち悪い。

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