
身も蓋もないギャルトーク(JK版「誰もが知りたがっているのにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」)という飛び道具を連発した反則シリーズも遂に最終回。
大トリのネタは、ギャル子とオタ子、お嬢の出会いを描いたエピソード1でした。
「おしえて!ギャル子ちゃん/第12話・一生の友達って本当ですか」
(2016年3月25日TOKYO MX放送/立田眞一&高原修司演出)
2年のクラス替えから1週間。各種グループが形成される中、どのグループにも属さず孤高を貫くオタ子。

“あっち側”“こっち側”という線引きをしたり、オタクの定義について饒舌に語る辺り、親近感(いや近親羞恥か)うなぎ昇りです。

オタ子、お嬢と打ち解けてから遅刻をしなくなったギャル子。
『朝はまだ苦手で超眠いんだけど、遅刻せずに学校来たら、その分オタ子やお嬢ともっと色々話せるじゃん』
ナチュラルに殺し文句を放つところは「ゆるゆり」京子と双璧です(男なら「とらぶる」のリトでしょうか。“んな事言われたら惚れてしまうやろ!”なワンワードキラー)。
ギャル子って見た目とは裏腹に実にいい子でかつ男前なキャラなんですね。
そこが際立っていたのが第7話「プールと少年って本当ですか」。
プールに来て財布を落とし、途方に暮れていた少年(小学生)にメシを奢ってやるギャル子。少年の同級生の女子が“母親と一緒にプールに来ていた事”をからかうと、ギャル子は少年の頭を抱えて自分の巨乳へ。

『何言ってんの。この子はもう立派な“男”だよ』という無言のアピール。
母親を恥じる少年にも一言お説教して去っていくギャル子。多分、少年にとっては一生忘れられない青い体験になったことでしょう。

まだ原作ストックはあるようなので、是非2期に繋げて欲しいものです。