デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

インダストリアル・ゾンビ。 デッドライジング ウォッチタワー

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警官ゾンビからベレッタと思しき銃を奪い、頭蓋粉砕した後にピエロゾンビの鼻先に銃口突きつけ引き金を。
 
撃鉄が空の薬室を叩いて弾切れサイン。
 
ううむ。弾切れなら、警官ゾンビ撃った時点でスライドストップがかかるはず。


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右:スライドストップがかかった状態のベレッタ。
 
リボルバーならOKですがオートマチックでこういう事されるとそれだけでもう…。
 

デッドライジング ウォッチタワー」

2015年/ザック・リポフスキー監督)
 
ゾンビパンデミック1度ならず起こっている近未来。ゾンビ化抑制剤ゾンブレックスも開発され、感染しても人間を保つことが可能に(TV-CMのキャッチコピーは“STAY HUMAN”)。
 
政府は保菌者をオレゴン州の小都市に集め投薬治療をしてきましたが失敗。ゾンブレックスが役に立たず保菌者が次々発症、軍は街ごと隔離というお約束の体勢を。
 
マイナーサイトのレポーター、チェイスジェシー・メトカーフ)は突撃取材を試みるも街から脱出できず。軍は48時以内の空爆を宣言。勿論、その裏には陰謀が…。
 
というお約束の佃煮のような展開。これで118分は長すぎ。
 
原作ゲームをプレイしていれば「ああ、これこれ」なシーンもあるのでしょうが、生憎未プレイ。「バイオ」のような親近感は湧きません。
 
手近にあるものを繋ぎ合わせて武器にする、というDIY精神は実にゲーム的で面白かったですが。


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途中で拾うおばさんがヴァージニア・マドセンキャンディマン」ヒロイン)。
 
チェイスの相棒のカメラマン、ジョーダン(キーガン・コナー・トレイシー)さん、どこかで見た人だなぁと思ったら「デッドコースター」エアバッグ死(?)したお姉さんでした。


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それなりな面子なのに演出がもっさりしているので全く盛り上がりません。ゾンビに囲まれてバスに逃げ込む(完全に袋小路。運転手放り出して運転するのかと思えばドアも閉めずに奥へ)とか馬鹿か。
 
やはり中途半端に金掛けた商業主義的ゾンビ映画インダストリアル・ゾンビとでも呼びましょうか)は駄目ですね。

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