『あと半日もしないうちに、お前は死ぬかしら』
魔獣の群れに切り裂かれ噛み裂かれたものの、死に戻りせず。レムも無事、子供たちの呪いも解除。
ようやく大団円を迎えたかと思った矢先、ベティが放った余命宣告。
ひと噛みごとに刻印された呪いの術式が複雑に絡み合い、最早ベティにも解除不能。
呪いは魔獣がマナ(精気)を喰らうもの。要するに魔獣が「腹減ったなぁ」と思ったら術式を発動させて呪った相手の命を喰らう、という仕組みです。
解除は不能。残る手立ては魔獣が「腹減ったなあ」と思う前に殲滅してしまうことですが…。
『なるほど。けどこれじゃ数が多すぎる。難易度がマジ鬼がかってやがる。とてもじゃねぇけど無理だ。諦め――』
ちょっと待て…レムがいない。レムは…どこだ?
『お前が同じ立場ならどうするかしら』
スバルを救うため、魔獣を根絶やしにするために、一人で森へ…。
『運命様、上等だ!』
ラムを伴って森に入るスバル。ラムに死に戻りを告白しようとする→魔女の呪いで死にそうになる→強くなった魔女の残り香で魔獣とレムを同時に引き寄せる、という無茶ぶり3段活用な力技でレムを呼び寄せましたが…。
鬼化したレムは制御不能の殺戮マシンと化しておりました。
動くもの全てを粉砕しようとするレム(一種の愛の暴走ですね)。ラム曰く、額から生えた角に一撃を与えれば正気に戻る…そうですが鎖トゲトゲ鉄球の猛威の前に近づくこと能わず。
『知恵と勇気を振り絞ってどうにかしなさい』
『どうにかできそうな方法は実は思い浮かんでんだけど…きっとお前は怒るし』
『それで妹が正気に戻るならラムは怒ったりしないわ』
本当だな?と念押ししたスバルはラムをレムに遠投するアストロ球団殺法。レムの意識がラムに向かった間隙を突いて…。
『笑えレム! 今日の俺は鬼より鬼がかってるぜ!!』
てっきり今回が解決編だと思っていたので、To Be Continuedはお預け喰らった気分。でも今週であの忌々しい全仏なんちゃらテニスも終了、来週からは定時放送だと思えば待つのも苦ではありません。
「Re:ゼロから始める異世界生活/第10話・鬼がかったやり方」
(2016年6月6日早朝テレビ東京放送/徳本善信演出)