『いいか、バッツ。真理を教えておこう。仲間の為に使うなら、例え数百万でもワンコインだ!』
おっと危ねえ、一瞬、良い事言っているのかと思っちゃったじゃないか。
メンバー全員の駄目さ加減が際立つ(何も変わっていないどころか全員悪化している)素晴らしい最終回でした。
「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?/第12話・ネトゲの嫁は女の子なんですよ!」(2016年6月23日深夜BS11放送/藏本穂高演出)
クライマックスはまさかの攻城戦(城の領有権を巡ってプレイヤー同士が戦う対人格闘団体戦)3部作。
前半ではマスター(生徒会長・御聖院 杏)がチョロインだったという驚愕の新事実発覚。
ルシアンに杏と呼び捨てにされた(させた?)だけで耳まで真っ赤。おいおい、可愛いじゃないか。
『家族以外の男性から名前を呼ばれたのは初めてでな…少々キュンときた』
同盟を結んだ対人最強の傭兵ギルド「ヴァレンシュタイン」に騙まし討ちにされた雪辱を果たすべく、万全の下ごしらえで最後の攻城戦に望むアレイキャッツ。
戦いの鏑矢はセッテさんジャイの“ロケット・パ~ンチ!”
結局はマスターの(相手のスキルを凌駕する)重課金技で薄氷の勝利となるのですが、突き抜けた駄目駄目感が清々しさに転化する天晴れなオチでした。
見よ!重課金兵の底力!
今回、マスターは「生活に無理のない課金、即ち無課金だ!」という名言も残しています(結構いいトコ持って行っています)。
校旗を掲げた証拠写真(学園祭展示用)。
完全に重課金を正当化したマスター、「らんらんできれば幸せ」なシュバイン(豚ってここに繋がるのか)、「私に勝利を捧げるのにゃ~」と崇拝される事を容認し、リアルでも猫言葉になってしまった猫姫様、相変わらずネットとリアルの境界線が掴めないアコとそれを半ば肯定してしまったルシアン。
皆駄目で皆いい。2期切望です。