
『戦え! 後悔があろうと、悔恨に打たれようと戦え。戦うのだと、抗うのだと、己にそう定めたのであれば全身全霊で戦え! 一秒も、一瞬も、刹那も諦めず、見据えた勝利に貪欲に喰らいつけ。まだ立てるのならば、まだ指が動くのならば、まだ牙が折れていないのならば、立て、戦え!』

クルシュさんが白鯨の屍と共に王都に戻ってしまったので、皆を鼓舞する役割を担う人がいなくなってしまったかと思ったら、ちゃんと引き継ぎされていました。
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア。彼こそスバルにとってのジェダイ・マスター。
「Re:ゼロから始める異世界生活/第22話・怠惰一閃」
(2016年8月28日深夜TV東京放送/高橋謙仁、守泰祐演出)
白鯨を討ち取り、ラスボス魔女教軍団に戦いを挑むスバルら。助っ人の中には因縁浅からぬユリウスの姿も。
また子供の喧嘩が始まったらどうしようかと思いましたが、スバルが少し大人になっていてくれて助かりました(ユリウスは最初から大人)。

『各国が長年にわたって放置してきた災厄に終止符を打ったことに感謝を』
怠惰の大罪司教ペテルギウス・ロマネコンティ(何度見ても清々しい変態だ)は、ヴィルヘルムが背後から一刀両断。あっさり討伐。ん…? ちと簡単過ぎないか?

こりゃ大ピンチ襲来のフラグだわ…と思う間もなくスバルらを襲うペテルギウスの“見えざる手”。

操っているのは、ペテルギウス…ではなく“指先”と呼ばれる彼の配下のひとり。
人は変われど芸風変わらず。松岡禎丞(ペテルギウスの中の人)から変態芸を受け継いだのは日笠陽子(役名・女狂人ってひでぇ扱いだな…)。

にしても流石、日笠。こんな役、喜んで演ってくれるの彼女くらいのもんでしょう。
この二代目変態襲名女もヴィルヘルムが討伐…しましたが、どうもペテルギウスは「ヒドゥン」のような能力を持っているようです。
今回、新たな小道具として「福音」なる書物が登場。
魔女教教徒候補者に届けられ、受け取ったが最後、身も心も魔女教徒になってしまうという恐怖の赤紙。持ち主以外が見ても文字が歪んでいて読めないというリスク管理の行き届いた仕様になっています。

「死者の書」とか「ネクロノミコン」とか魔鬼雨の「BOOK」とか禁忌な書物って何故か魅力的ですよね。
