職場でちょっとやらかしてブルーになっていたら友人がロッククライミングに誘ってくれた…のはいいけど元カレいるわ崖キツすぎるわ吊橋落ちるわ、おまけにブービートラップとか仕掛けてあって何よこれ。
と言う、「ディセント」+「クライモリ」(ちょっと年配の人には「クリフハンガー」+「脱出」)な山岳アドベンチャー・ホラー。
「デッド・クリフ」(2009年/アベル・フェリー)
前半はギクシャクした人間関係と絶景登山。今カレが登山初心者でビビリ&ヘタレなのですが、元カレへの嫉妬と対抗心で頑張ります(だがウザい!)。
CG無しのリアル登山はなかなかに迫力で、高所恐怖症の人は注意が必要です。
こんな撮影現場は嫌だ…。
立入禁止のサインを無視して「ここからなら行けんじゃね?」と登り始めたものの、吊橋崩壊で退路無し。
前に進めば断崖絶壁のド真ん中で立ち往生。
山をなめちゃいかん(←意味が違う)。
で、後半は山に潜む何者かに命を狙われるサスペンス・ホラーになるのですが、殺人者の造型が弱い!
ここもうひと捻りしてくれれば、かなり見応えのある作品になったと思うのですが完全に尻つぼみ。
別に地底人を出せとは言いませんが、フリークス一家くらいはいてもいいじゃないですか。せめて「13日の金曜日 序章」くらいの工夫はして欲しかった。
ここ一番でトドメを刺さないとどうなるか、という教訓映画としては有効…かな。