デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

一粒で二度美味しいが二粒目がちょっと。 デッド・クリフ

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職場でちょっとやらかしてブルーになっていたら友人がロッククライミングに誘ってくれた…のはいいけど元カレいるわ崖キツすぎるわ吊橋落ちるわ、おまけにブービートラップとか仕掛けてあって何よこれ。

と言う、「ディセント」+「クライモリ」(ちょっと年配の人には「クリフハンガー」+「脱出」)な山岳アドベンチャー・ホラー。

「デッド・クリフ」2009年/アベル・フェリー)

前半はギクシャクした人間関係と絶景登山。今カレが登山初心者でビビリ&ヘタレなのですが、元カレへの嫉妬と対抗心で頑張ります(だがウザい!)。

CG無しのリアル登山はなかなかに迫力で、高所恐怖症の人は注意が必要です。

 

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こんな撮影現場は嫌だ…。

立入禁止のサインを無視して「ここからなら行けんじゃね?」と登り始めたものの、吊橋崩壊で退路無し。

前に進めば断崖絶壁のド真ん中で立ち往生。

 

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こんな撮影現場は(以下略)。

経験者が超回り道な別ルートを辿って先行したら、密猟者のトラバサミが!

更にそこかしこにブービートラップ

 

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山をなめちゃいかん(←意味が違う)。

で、後半は山に潜む何者かに命を狙われるサスペンス・ホラーになるのですが、殺人者の造型が弱い!

ここもうひと捻りしてくれれば、かなり見応えのある作品になったと思うのですが完全に尻つぼみ。

別に地底人を出せとは言いませんが、フリークス一家くらいはいてもいいじゃないですか。せめて13日の金曜日 序章」くらいの工夫はして欲しかった。

ここ一番でトドメを刺さないとどうなるか、という教訓映画としては有効…かな。

 
 
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