『村上春樹作品との距離感、どういうスタンスが正解だと思う?』
『距離感?』
『いけすかない的態度でスルーするか、売れ方や海外での評価なども含めて興味深いよね的態度をとるか、がっつり嵌るべきか、どれかなあ?』
解答はこちら↓
そうですね、確かにお得。私も「ロング・グッドバイ」を手に取りかけました。が、これを買ったら負けだ、と思い直して、清水俊二訳の「長いお別れ」を買い直しました。
「バーナード嬢曰く/第1-7話」
(2016年10-11月/ひらさわひさよし監督)
学校の図書室を中心に繰り広げられる文学薀蓄、読書家あるある。
主人公は、いかに本を読まずに通ぶった発言ができるか、を常に考えている“なんちゃって読書家”町田さわ子(自称:バーナード嬢)。
そんな似非読書家・さわ子の言動に拳で応える本好き・神林しおり(SF大好き)。
ここに図書委員の長谷川スミカ(シャーロキアン)と突っ込み男子・遠藤が加わって熱い図書談義が繰り広げられます。
『でも、あの庵野監督でさえ「世界の中心で愛を叫んだけもの」読んだことなかったらしいよ。ネットに書いてあったけどぉ』
常に真っ向対立するさわ子としおりですが、時になんのてらいも無くフラットに本と接することができるさわ子に憧憬にも似た眼差しを送るしおりが妙に可愛いです。
基本、ネタ元は有名どころばかり。マニアックに走る事もないので、未読ネタでも「ついていけない」感はありません。
ヘタウマな原作キャラもアニメ用に化粧直し。しおりは「俺妹」の黒猫に近い雰囲気になっています。
放送時間5分(正味3分30秒)。動きは少ないがセリフは多い。高密度連射型。
これの映画ネタ版(特にホラー)、誰か作ってくれないかなあ(男だとキモいので、本作同様女性3、男性1くらいの割合で)。