
一昨日の「劇場霊」繋がりで、心に残る人形ベスト3を。
今更どうでもいいのですが、「劇場霊」に出てきたお人形さん、何かラブドールっぽいのも怖さを減退させた要因の一つではないかと思います。
観ていて『体温調節機能とかついているのかな』とか『まさか●●●に○○○とか仕込んでないよな』とか、どーでもいいことばかりが頭をよぎって、全く集中できませんでした。
さて、気を取り直して『イヤ、マジ怖かったす』な人形を。
(1975年/ダリオ・アルジェント監督)
人形と言えば何はさておきこれでしょう。童謡を入場BGMに自律走行するファンキー野郎。
殺人の小道具としてどれだけ有効だったのか全く分からない辺りにアルジェントらしさが炸裂しています。
ゼンマイとかでいいので、走行機能付きフィギュア作ってください。
「怪奇大作戦/第7話・青い血の女」
(1968年10月27日放送/鈴木俊継監督)
映画ではないですが、怖い人形と言えばコレ。
「老人を捨てた老人の子供たちを殺さなきゃ。あたしは大人よ。いつまでも子供扱いされちゃかなわないわ。あたしも老人を捨てて独立するの。だから、あたしも殺さなきゃ」
見事な自己完結理論です。
(1978年/デヴィッド・シュモーラー監督)
「悪魔のいけにえ」の亜流と言ってしまえばそれまでですが、人間をブラック・マジックで人形にしてしまうという大技にしばし唖然。
ラストシーンの印象深さも含めて『ホラーはインパクト(心に残るシーンがひとつでもあれば名作)だ!』と思わせる一編です。