デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

抵抗の証…になりそこねた特殊ピストルFP-45。 ブレイブウィッチーズ ♯8

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『これはね小猫ちゃん、ケルト魔法がかかったお守りで全体がルーン文字の形をしているだろう? 敵の弾が当たらないおまじないがかかってるんだよ』

 

『扶桑の破魔矢みたいですねえ。いいな~、ほしいな~』

 

ヴァルトルート・クルピンスキー中尉(以下、伯爵)の口から出まかせを信じるひかり(素直なええ子や)。

 

そのお守りはFP-45。抵抗の証…になりそこねた特殊ピストルです。

 

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ブレイブウィッチーズ/第8話・君の瞳にぶどうジュース」20161130日深夜TOKYO MX放送/即座誠演出)

 

FP-451942年にポーランド亡命政府からの要請でアメリカのゼネラルモーターズ社が設計した特殊ピストル。

 

どこが特殊かと言うと、

 

装弾数1発!…グリップにマガジンが装着できるように見えますが、ここは単に予備弾入れておく空洞。

 

自動排莢しない!…コッキングノブを開いても薬莢が出てこない。銃口から棒突っ込んで押し出して、次弾手動装填。

 

射程15m…銃身はライフリングが刻まれていない滑腔銃身。有効射程距離となると5mに満たないのではないでしょうか。

 

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要するに安い!(部品少ない、製造簡単)に特化した「特殊」ピストル。まあ、元々、対独抵抗運動家がドイツ兵から拳銃や自動小銃を奪うための襲撃用だったので、至近距離で1発撃てればOKな代物だったようです。

 

愛称はリベレーターLiberator:解放者)、ウールワース・ガンWoolworth Gun)。

 

前者は何かかっちょ良さげですが、後者は安物雑貨店で売っている銃という意味なのでちょっとした皮肉。ドンキホーテ・ガンみたいな感じでしょうか。サタデーナイト・スペシャより酷いですね。

 

使い捨て感満開のFP-45はさしたる活躍もせぬまま終戦を迎え、戦後、箱に入ったままの在庫の大半は廃棄処分となり、スクラップとして売却されるか箱ごと海洋投棄されたそうです。

 

さて、お話の方は、ストライク・ウィッチーズ1期の極秘資料ウォーロックが出てきたり、伯爵のストライカーをネウロイが取り込んだり、後半の前フリと思しき描写が多々。

 

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501部隊から届けられたマイクロフィルムには「ウォーロック」の報告書が!
 

ストライクに負けない盛り上がりを期待しております。

 
★ご参考

 

 

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