久々、英国対俺。 痺れる悪役選手権

 

英国gamesradar＋（旧TOTALFILM）が「The 25 greatest movie villains of all time」を発表しました。

 

まあ、この手の悪役ランキングはいつでもどこかがやっていて、お馴染みの面子が並ぶわけですが、今回もご多分に漏れず。

 

ベスト5は、ジョーカー、ダースベイダー、レクター博士、アントン・シガー（ノーカントリー）、ラチェット看護婦（カッコーの巣の上で）。

 

あとはノーマン・ベイツやらジョン・ドーやらハリー・パウエル（狩人の夜）やらアレックス（時計じかけのオレンジ／危険な情事）やら。

 

マイケル・マイヤーズ、フレディ・クルーガーといったホラーアイコン、ターミネーターのようなSF系まで混じっていてそれなりにカオス（全部見たい人はタイトルリンクをクリック）。

 

ホラーアイコン入れていいならレザーフェイスやピンヘッドは外せませんし、SFアリならロイ・バディ（ブレードランナー）やエージェント・スミスも捨てがたい。

 

日本で悪役と言えば、金子信雄、菅貫太郎、佐分利信で決まり。

狡猾×残忍×冷徹

 

この3人に関してだけは役名とか関係ありません。金子が出てくれば組長（もしくは市会議員）、菅が出てくれば馬鹿殿、佐分利が出てくれば首領（ドン）です。

 

この問答無用な3人を別格として、私的悪役BEST4を選んでみました（何と半端な）。

 

悪役とはあくまで主役に敵対する存在なので、悪役・変態・人でなしが主人公の作品は除きます（「アメリカン・サイコ」「デビルズ・リジェクト」脱落）。

 

で、第1位はぶっちぎりで「戦争のはらわた」のシュトランスキー大尉（マクシミリアン・シェル）。

 

『プロシア貴族の戦い方を見せてやる』

(I'll show you how a Prussian officer can fight.)

『なら俺も見せてやろう。鉄十字章の在り方を』

(And I'll show you where the Iron Crosses grow.)

 

このやりとりは何度見ても鳥肌が立ちます。

 

続いては「パワープレイ」のツェラー大佐（ピーター・オトゥール）

 

『あれは“我々の”戦車などではない。“私の”戦車だ！』

(Those are not our tanks out there. They are my tanks.)

 

石畳を蹂躙する戦車の群れ。成功したかに見えたクーデターの結末は…。

 

女性もひとりは混ぜましょう。「マーターズ」（勿論2008年のオリジナルの方）のマドモアゼル（カトリーヌ・ベジャン）。

 

『疑いなさい』(No, I...Keep doubting.)

 

死後の世界はあるのか。殉死による目撃証言を求めて少女を拷問し続けるカルト集団の長。

 

最後はちょっと変化球。「亜人」の佐藤さん。

 

『私を殺したことを、死ぬほど後悔させてやる』

 

大塚芳忠さん、62歳にしてアニメ史上に残る悪役キャラゲット。強い！悪い！死なない！お茶目！　そして殺人狂！　ここまで無双な悪役ちょっと他に見当たりません。

 

「ダーティハリー」のさそり、「スキャナーズ」のダリル・レヴォック（マイケル・アイアンサイド）、「帝都物語」の加藤保憲（嶋田久作）などメジャークラスも加えたいところですが、キリがないのでこの辺で。

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