『「頑張る」に「やりすぎ」なんてないよ。
頑張って前に出てる人に「出すぎだ」なんて文句言うのはおかしい。
頑張ってる人に対して周りができることは、頑張りが報われるよう支えたり感謝を伝えたり…
もしもその人と足並みを揃えたいなら自分も同じくらい頑張ることじゃないかな』
この素晴らしい世界に祝福を。
教頭先生に「(亜人に対して)頑張りすぎ」と指摘された高橋先生。
『頼る相手があなた一人という事があの生徒達にとって良い事だと思いますか? 専門の高橋先生を頼るよりは時間が掛かるかもしれませんが、様々な人との交流によって悩みを解決していく、その方が自然ではありませんか?』
「いや、テツ先生はデミちゃん以外もしっかり見てると思うぜ?…思いますよ?」
佐竹、お前はいい奴だ。
高橋が自重すればおのずと亜人の生徒たちの相談相手も分散する…。正しい…かもしれない。でも本当にそうか?
この事をきっかけに、教師、亜人、一般生徒が果たして自分たちの行動は正しかったのか?を自問自答。
『俺はでしゃばりすぎたんだろうか…』
『やっぱり私たち甘え過ぎてたのかもしれない』
『あのさ…亜人のことってさ、同じ人間だと思ってていいのかな?
トイレで陰口コンビだった木村と井森も理解しようと暗中模索。
今回も行動を起こしたのはひかり。
町、雪、佐藤が感謝の言葉を綴ったビデオレター(大容量動画ファイル)を。ひかり自身は生で感謝をデリバリー。
「やめろ。泣いてしまうから…やめろ」
教頭の一言が原因で各々が自分を見つめ直し、次の行動に移していく。教頭がラスボスかと思いきや、彼は彼で真っ当な教育者でした。
このバランス感覚(本当の悪役を作らない。ひとつの障害に対するアクションが各自の視界を広げていく)は本作の持ち味です。
何と見事な最終回…と思ったら来週水着回で〆。素晴らしい構成だ。