
「国内外の報道機関に通達を出せ!日本の意志を伝える。緊急記者会見だ!」
無尽蔵のエネルギー源ワムの即時引き渡しを迫り、経済制裁から国際軍事行動の行使に至る制裁幕の内弁当で日本に揺さぶりをかける国連安保理。
ワムは国家ではなく人類に与えられるべき、という異方の意志と真っ向対峙する先進国独占決議。
ヤハクィザシュニナの言う「この世界に爆弾を落とす覚悟」で臨むワム浸透と拡散の方策とは?
決断は日本国内閣総理大臣・犬束構造に、成功の鍵はザシュニナ指名の“適格者”品輪彼方博士に委ねられました。
「正解するカド/第5話・ナノカ」
品輪彼方の前に現れたザシュニナ。いきなりその手を食べようとする彼方。その対応を見て『適格者だ』と頷くザシュニナ(何かが間違っていると思ったのは俺だけか)。

彼方の眼前に並べられたワム。まるでパズルを解いて見せろと言わんばかりに。

師匠の御船に『あいつはこの先(ノーベル賞を)10回獲る』と言わしめた品輪彼方VSワムの真剣勝負。
一方、犬束首相はザシュニナとタイマン会議。ある決意をもって緊急記者会見に。

今回は犬束首相の男前さが光ります(顔は誰かさんそっくりですが)。こんな堂々とした首相の統治する日本で生きたいなあ。
個人・企業を問わない資産の凍結、横須賀から空母打撃群の出港確認という国連安保理の手回しの良過ぎる制裁要請に対する首相の回答。

一旦は国連に全面降伏。その後、ワムの研究調査公表の名の元に真道、品輪が登場。そこで実演されたのは何と…。

折紙によるワムの作り方!
ブラックボックスをオープンソース化することで図った価値の逆転。
混乱と怒号渦巻く国連安保理。後戻りの出来なくなった日本。
羽田空港に一辺2kmの立方体が出現した時は「一種の出オチじゃないのか」とも思いましたが、回を追うごとに失速どころか加速度的に面白くなっていくじゃねえか。
凄いぞ東映アニメーション!