スペインの山奥のサマーキャンプ。せわしなく働く指導員4名(男女各2)。
とっとと準備せんと明日には子供たちが来ちまうぞ。井戸はまだ直らんのか? ミシェルはキャンプの経験あるけどクリスティはお嬢様育ちで心配だ。やっぱ顔で選んじゃ駄目だな。それにしても今年は綿毛が多いな…。
午後、キャンプ場の犬が狂犬病発症して、指導員の手をカプリ。ミシェルは直った井戸の水をくいっ。ワイン貯蔵庫には綿毛がフワフワ。
その夜、最初の発病者が…。
という「13日の金曜日」×「キャビン・フィーバー」+[REC]inスペイン。
「サマー・インフェルノ」
(2016年/アルベルト・マリーニ監督)
2016年と言えば内容丸被りな「キャビン・アィーバー リブート」も公開されていますが、製作はこっちが先(完成後2年も塩漬けにされていた)。
本作の“新しい”所は「敗者復活戦制度」の導入。
うががーっと凶暴化した感染者は一定時間が経過すると元に戻ります。感染中の記憶は無し。自分が滅多刺しにした死体を見て『ひどい!誰がこんな事を』(お前だよ、お前)
周りもさっきまで黒い涎流して襲ってきた奴が急に元に戻ったからと言って『よかったね』と心許すわけにもいかず。そうこうしている間に次の感染者が出て攻守交代。
この入れ替わりはなかなかに興味深かったです。
「リブート」でカットされた“最後はパンデミック”がしっかり描かれていたのも○。〆に「ザ・チャイルド」を持ってくるとは。流石スペイン。