『ていうかさ、実際ちょっと値段高すぎじゃない?ゲームソフトってさ』
『そりゃまぁ6,000円とかって値段を見たら高いと思うけど…それより高いTシャツなんかもザラにあるだろ?』
『いやいやファッションはいいんだよ。生活必需品だから。でもゲームって何の役にも立たないのに6,000円っておかしくない?』
最後の最後に非オタによるゲーマー、いやゲーム業界批判を持ってくるとは。何と前のめりな。
「ゲーマーズ!/DAY12・INTERMISSION × ゲーマーズと課金トーク」(2017年9月28日深夜TOKYO MX放送/中津環演出)
前回、遊園地デートと千秋のNTR宣言で綺麗にまとまっていたので「うん、いい最終回だった」と思っていたら、もう1話ありました。
アバンはこれまで完全スルーだったゲーム部部員・三角くんの過去話(最終回でそれ持ってくるか?!)。
気がつけば記憶喪失&全裸でゲーセンのパズルゲームをやっていた三角(この名前は後に得る)。
一人の少女を暴漢から助けたことで、その家の養子となり、三角瑛一として第二の人生を歩み始めましたが…。
冗談かと思いましたが、ちゃんと話がゲーム部に繋がるので、マジ設定のようです。ないわー(笑)。
で、本編はゲーム同好会の合宿。行き先は…草津温泉!
ここで亜玖璃がゲーム業界事情を滅多切り。
『映画やボウリングって楽しいじゃん』
『ゲームだって楽しいですよ!』
発端は高すぎる価格、DLC(ダウンロードコンテンツ)という人の足下見た課金構造、ゲーム中全ての時間が楽しいわけではないという矛盾。
『さっき君達ゲームをTシャツと比べるのはおかしいみたいな感じだったけどさ。ゲームキャラの衣装買うくらいならそれこそ自分の服を買うべきなんじゃない?』
北斗百裂拳の如く繰り出される亜玖璃の正論にゲーマー4人掛かりで太刀打ちできず。
正しいDLCはいかにあるべきか、という議論は露天風呂に持ち越し(露天風呂でアニメ業界批判をしていた「冴えない彼女の育てかた」1期1話を思いだしますな)。
『亜玖璃の中でゲーム部はドMクラブのイメージで固定されたよ…みんなで理不尽なゲームオーバー画面を見ながら目をギラギラさせる変態集団なんだね…』
天道、星ノ守の斜め上な性癖(?)が亜玖璃を更なる混乱の淵へ。
天野の『僕的にもDLCは後日談とかがいいですかね。主人公とヒロインの幸せな生活風景とかどうでしょう?』という台詞がそのままこのエピに当てはまるという素晴らしい構造。
是非是非第二期を!