デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

望んでも望み得ぬもの。 妹さえいればいい。 ♯2

イメージ 1

 

誰かが一番欲しいものはいつも他の誰かが持っていて…

 しかも持っている本人にとっては大して価値がなかったりする。

 欲しいものと持っているものが一致しているのは凄く奇跡的な事で。

 悲劇も喜劇も主に奇跡の非在故に起きるのだ。

 この世界は大体全部…そんな感じに出来ている

 

望んでも望み得ぬもの。毎回アバンの飛ばし振りに目を奪われがちですが、各人が抱えているのは結構シビアな問題・課題。

 

ちょっと「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」に近い肌触り。

 

妹さえいればいい。/第2話・奇跡さえ起きればいい。

20171017日深夜BS11放送/五味伸介演出

 

2話は人物相関整理回。

 

2年前、大学の授業そっちのけでPCに何か(小説)を打ち込み続ける羽島伊月を見つめる白川京(しらかわ みやこ)。


イメージ 2

彼は何か大学の授業とか遊びやバイトより大事なものを自分の中にちゃんと持ってる気がした。
あたしが持ってない何かを
 
そしてその読み通りあっさりと大学を「時間の無駄」と言い切って退学した伊月。

 

その伊月の書く小説に存在を肯定されたと感じた可児 那由多(かに なゆた)。


イメージ 3
私は先輩に救われたんです』
 

伊月に近づきたい一心で書き上げた小説は伊月の才能を凌駕していた。

 

格が違う…』

 

文才には恵まれなかったが、流行ネタや作者個人のキャラで頭角を現した不破春斗(ふわ はると)。間接的に彼の立ち位置を真っ向否定する伊月。


作者のキャラ性で本が売れても嬉しくも何ともない!


イメージ 4

『言ってろよ…お前ら天才がそうやって足踏みしてる間に俺はもっと先に進んでやるさ

 

春斗には恐らくは伊月が理想とする(そして決して手に入れる事のできない)完全無欠の妹が。

イメージ 5
『お兄の方がバカだし! 変態! エロゲーオタク!』

 

あーーー!妹が欲しいいいい!

 

魂の慟哭。〆は伊月の義弟、羽島千尋(はしま ちひろ)の入浴シーン。


イメージ 6
 

義…弟? いやこれはどう見ても…。



イメージ 7イメージ 8←ランキング投票です。よろしければワンポチを。