独身最後の夜を祝うバチェラー・パーティ。
ハメを外すつもりがハメられたり外されたりで大騒ぎ。
「サイレン」(2016年/グレッグ・ビショップ監督)
一夜にして島民が消えたゲームでも韓国の火災モノでもありません。ギリシャ神話に登場する海の怪物、セイレーンがモチーフです。
魅惑の歌声で船員を虜にして難破・遭難させた挙句、喰い殺してしまう厄介な怪物、セイレーン。
どこぞの物好き連中が儀式でセイレーンを召還…したものの全員瞬殺。あっちの世界に精通した山師が、セイレーンの能力を封印するアンクレットを使って拿捕&拉致。
とある秘密クラブで見世物(セイレーンの歌を聴かせて一種のトリップを体験させる)にしておりましたが、「女性が監禁されている!」と勘違い(でもないのですが)バチェラー野郎が彼女を解放しちゃったからさあ大変。
おまけに助けてもらった恩義からかセイレーンはバチェラーくんに一目惚れ。邪魔者を喰い殺しながら『I LIKE YOU』とか言って迫ってくるじゃありませんか。
問答無用で騎上位。さらに尻尾で後も奪う究極レ●プ。嗚呼、結婚前夜なのに…。
という「ジーパーズ・クリーパーズ」と「愛しのジェニファー」を足して「危険な情事」で割った感じ(なのか?)。
前半は展開もっさり。中盤以降は説明不足というあちこちイマイチな内容ではありましたが、時間が短い(82分)ので何とか飽きずに観ることができました。
因みにギリシャ語のセイレーンはラテン語化されてシーレーン(Siren)となり、そこから、英語サイレン(Siren)、フランス語シレーヌ(Sirène)へと変化していったのだとか。
つまり、このセイレーンと妖鳥・死麗濡は同じ系譜って事か。
さて、本年はこれにて幕。ご愛顧ありがとうございました。11年目も宜しくお願いいたします。