『絵本の…君が…あの時の…絵本の女の子だったんだね…』
繋がった。ゼロツーがゼロツーという呼び名にこだわる理由、甘いもの好きな訳、そして人間になることに固執する原因。
すべてはあの日の約束のため。
「ダーリン・イン・ザ・フランキス/第13話・まものと王子様」
戦闘中にヒロの魂を喰い尽くそうとするゼロツー。
「このままではストレリチアを介して二人の深層意識が融合する!」
ヒロの中に流れ込んでくるゼロツーの記憶。それはヒロの意識から消去された出会いと誓いの物語。
物心ついた時から監禁されていた魔物の少女。お世話係の女性が唯一与えてくれた食事以外のもの。「絵本」。
ラボで実験体として扱われる人外少女を見て助ける決心をするヒロ。
雪の中の逃避行。アンクレットに刻まれた番号(002)からヒロがつけた名前「ゼロツー」。
ヒロがゼロツーに与えた食べ物。飴。
通じない言葉で読み聞かせる絵本。そこに書かれていたのは魔物の少女と人間の王子様の恋物語。
王子様と結ばれるために人間になることを願う魔物の少女。翼と引き換えにその願いを叶える魔女。
怪我をしたゼロツーの傷口を舐めるヒロ。ゼロツーの青い血がヒロの中に。
絵本のように一緒にいることを誓うヒロでしたが、あえなく追手に捕らえられ…。抹消されるヒロの記憶。
《どうして気付かなかったのだろう…私と彼は、違う色の血が流れる別の生き物で…この私は…バケモノだったと。そう…だから私は誓ったんだ。どんな手を使ってでも…人間になってみせる。彼と同じになれば…ずっと一緒に居られるはずだから》
なにもかもヒロと結ばれるためだったんですね。運命の人はずっと目の前にいたのに気づかなかった二人。
忘れられた物語から再会の物語へ。いやもうヒロを餌呼ばわりしたゼロツーが来週からどれだけデレるのか、考えただけでワクワクしちゃいます。
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