デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

強いのか馬鹿なのか。 ハイランダー3/超戦士大決戦

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詩情豊かなダークファンタジーだった1作目、時空をかっ飛ばしてトンデモSF超大作になってしまった2作目
 
さて、完結編となる3作目はどうなったかと言うと…
 
ハイランダー3/超戦士大決戦」
1994年/アンデイ・モラハン監督)
 
ラッセル・マルケイは監督のみならず製作にも脚本にも名を連ねず。完全にマルケイ印は剥がれてしまいました。
 
クラウドが実は戦国時代の日本に来ていて、霊山の洞窟で妖術師ナカノ(マコ)に弟子入りしていたというトンデモ設定にちょっと引きましたが、それ以外はそこかしこに1作目への目配せが窺える原典回帰な作風に。
 
ハイランダー残党である敵役ケインを演じるのはマリオ・ヴァン・ピーブルズ。頭のネジが2.3本弾けとんだイカレ具合がいい感じ。


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ナカノの洞窟に400年閉じ込められていたという強いのか馬鹿なのか今ひとつ判然としない辺りも好感度大。
 
フランス革命時にマクラウドが恋に落ちた女サラと瓜二つの科学者アレックスにデボラ・カーラ・アンガー。ダブル無しでワイルドな濡れ場に挑むチャレンジャーです。


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難を言えば、テンポがややもたつき気味な事と、盛り上がる見せ場がない事と、最後の戦いがあっさり終わってしまった事くらいでしょうか(致命傷とも言いますが)。



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