『奴らは俺の大切なものを奪った。必ず取り戻してやるつもりだ』
『分からない…俺たちはただの傭兵だぞ』
『俺はもう傭兵ではない…ただの男だ』
「フルメタル・パニック! InvisibleVictory/第7話・ジャイアント・キリング|第8話・ワン・マン・フォース」(2018年6月1日、8日深夜BS11放送/中山勝一監督)
アマルガムに通じる実弾バトル“ジャイアント・キリング”に自ら身を投じた相良宗介とナミら。
バトルフィールドは山中の遺跡。待っていたのはM9とアマルガムの幹部クラマ。
『おいおい、こっちはサベージだぞ!? 軽トラでポルシェとレースするようなもんじゃねーか!敵うわけない!』
最新機種M9 v.s.骨董品サベージ。しかしナミ(←恐らくウィスパード)のチューンナップ+相良のテクニックを得たサベージ“クロスボウ”はM9と拮抗。
油圧機体を活かした罠でM9を制圧。掃討に現れた軍用ヘリをワイヤー使って引きずり堕とす荒業披露。目指すはクラマ。
ここでナミを人質にとったクラマがあろうことか相良の眼前でナミを射殺!
うええ、ヒロイン死亡?!「ゴッドファーザー」におけるアポロニア同様、現地妻的セカンドヒロインは死ぬ運命にあるんですか。
ここで他の安いヒーローのように感情を爆発させない(というよりできない。涙ひとつ流せない)ところに相良宗介の闇を見ます。
クラマは署長を連れて市内へ。重武装AS10機を配備して相良を待ち受けますが…。
物心ついた時から血と硝煙にまみれていたワン・マン・フォース宗介がその能力を解放したらどうなるか。ランボーを敵に回した田舎警察の署長の末路が思い起こされます。
瞬く間にAS10機を一山幾らの鉄くずに変え(偶発ですが署長も殺し)、クロスボウは任務全うして大破。今回は絵コンテに摩砂雪氏が入っているのでロボバトルが熱い熱い。
機体を離れた宗介は闘技場でクラマとの肉弾戦に。
投げられた手榴弾を冷静に蹴り飛ばしたり、床を乱射して爆煙を張って移動したり、百戦錬磨の動きに感嘆します。
ドテっ腹に風穴空けられながらクラマを仕留めてかなめの居場所(の候補)を聞き出した宗介。
追撃の始まりです(その前に腹の穴塞がなきゃ、ですが…)。