デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

電気羊の夢を見そうになった。 ブレードランナー2049

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Gota name?(名前はあるのか?)
Officer KD6-3...(捜査官KD63…)
That's not a name. It's a serial number.(そいつは名前じゃない。製造番号だ)
Allright. *Joe*(分かったよ…ジョーだ)
 
 
前作から35年(映画内時間経過は30年)、作るべきだったのか、やめとくべきだったのか、判断乱れる「ブレードランナー」の続編です。
 

ブレードランナー2049

2017年/ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)
 
いや、困りますね、こういう作品。
 
面白いかと言われれば、眠くて退屈(このテンポで163分って…)。つまらないかと言われると0.5秒熟考して返答に窮す。
 
前作への目配せとかファンサービスのようなものは好感が持てます。特に折り紙おじさんガフ(エドワード・ジェームズ・オルモス)の登場とかは嬉しい限り。

 

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 今回の作品は「羊」。原作原題へのオマージュでしょうか。
 
でもねえ、デッカードとレイチェルの間に子供がいたって展開にはちょっとついていけません。

 

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デッカードレプリカントかも、という疑念は歳喰ったハリソンン・フォードが出てきたことでうっちゃり(なんかがっかり)。
 
大スクリーンでBGV代わりに観る分にはおつりのくる出来だとは思いますが、これでいいんなら「イノセンス」でもいいじゃないですか(←「イノセンス」を褒めているわけではありません)。

 

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この手の作品で好みなのは「風の惑星/スリップストリームなのですが、少数意見だろうなあ…。
 

※ヘッダーの写真左側は、作中で語られる「大停電」の顛末を描いた短編アニメ「BLADE RUNNER: BLACK OUT 2022」より。

 
 

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