何億回でもやり直す!決意と共に過去へと旅立った岡部。しかし、目覚めた所は…
「シュタインズ・ゲート ゼロ/第20話・盟誓のリナシメント」
(2018年9月7日BS11放送/土屋浩幸演出)
先週は本当に再放送でしたね。無印再放送時の23話(β)という“前科”があるので何か仕掛けてくるんじゃないかと深読みしちゃった人、多かったのでは?
ついつい最後まで観て「何だ、本当に再放送か…」(笑)
で、今回。荒廃した秋葉原を彷徨う岡部の前に現われたのはイケメン親父になったダルと鈴羽。
『ダル…教えてくれ…今は…西暦何年だ…』
『西暦2036年。世界はいまだ混乱の真っただ中だ。あの日から25年。お互い歳取ったよな』
な、なんですと?!過去にいくつもりが未来に?
『あの日タイムリープマシンは動かなかった。何が原因だったかはわからない。タイムリープマシンは作動しなかったんだ』
なななんですと?!未来に飛んだのではなく、何もないまま年を重ねたと? しかし岡部は2025年に死んでいるはず…。
ストラトフォーの手に落ちて凄惨な拷問と実験を加えられた結果、岡部の心は抜け殻状態に。その岡部を回収して死んだことにしたのは、ダルと一部の人間によるカモフラージュ。
『やっぱ納得いかない。世界だけじゃなくてあたしまで騙してたなんて!』とむくれる鈴羽。
『世界を…騙す…』
きました。シュタインズ・ゲートをこじ開ける鍵とも言える言葉。「世界を騙す」
しかし、岡部に2011年~2036年の記憶は無い。そこだけ戻らなかったのか。違う。
古いPCの中に残っていた2011年の記憶データをサルベージ。タイムリープマシンを使って真っ白になった岡部の心に上書きした…。
なるほど。2036年の肉体に2011年の記憶を上書きした“見た目歳喰ってるけど、中身は若いハイブリッド岡部”というわけか。
タイムマシン理論の争奪戦という混乱の只中にあって、闘い続けているラボメンたち。
しかし、ルカ子は万国旗のように死亡フラグを立てまくって凶弾に…。最期は岡部の腕の中で。
『ねぇ…凶真さん…僕…やりましたよ…。凶真さんから教えてもらった…清心斬魔流の心得のおかげで…みんなを…守って…。これで…ラボメンになれましたよね…僕…みなさんの本当の仲間に…なれました…よね…』
嗚呼、ここで素振りネタ持ってくるか。ず~っと蚊帳の外に置かれ続けたからなあ。
ルカ子の死を前にしても冷静なダルたち。涙などとうの昔に…。
『あの日、2011年の7月7日から今までたくさんの人が死んだわ。家族も、親戚も、友達も。大人も子供も。みんな悲しんでいるだけじゃいられない。それが今の現実なのよ』そう言うのは、もうひとりの全く齢をとらない女、比屋定真帆。
『比屋定さん…ダル…俺は2011年の記憶をタイムリープマシンを使って2036年の今に書き戻すことに成功した俺、そういうことだよな?』
『ああ』
『つまり…タイムリープマシンはあるんだな? 用意してくれ…タイムリープマシンを』
『もう一度…シュタインズ・ゲートを目指すために!』
おおおう。今度こそ、本当に今度こそ鳳凰院凶真の復活か?!