『♪ゾンビがバレたらアタシら終わり。言ってる意味がアンタお分かり?呑気な事ばっか言ってばっかりのゾンビは鈍器で頭パッカーンだ。同じことばっか何度言わせんだ。警察にだって銃撃たれてんぞ!』
『♪そんなんハイそうですかってなるかバカ!ハンドル握って死んだアタシがゾンビのアイドルだ?アホかお前みたいに言いなりがいいなら、アタシゃあのまま寝てたほうがマシだ!』
ゾンビがライブ、ラップで発奮(駄目だ、ラップ調の文体にしようとしたが無理がありすぎる…)。
デスメタルの次はヒップホップ。セカンドステージは佐賀城。第11回鯱の門ふれあいコンサート。
(2018年10月11日深夜BS11放送/石田貴史演出)
今回からOP曲「徒花ネクロマンシー」が(←なんちゅータイトルじゃ)。完全にヒーロー物のノリ。ここでも主役は謎のプロデューサー・巽幸太郎。
前回のデスメタルライブに触発されて意識が戻ったデス娘たち(伝説の…山田たえを除く)。
死んだはずがゾンビに。更にご当地アイドルとなって佐賀を救え?…理解不能なシチュエーションに困惑・反抗するデス娘。
ここから個々のキャラクターが立ってくるわけですが、知った事かとばかりに一喝、俺様理論で突っ走るプロデューサー巽幸太郎、というか中の人・宮野真守が素晴らしい。
岡部倫太郎のハイテンション版とでも言いましょうか、どこまでが脚本でどこからがアドリブなのか。もうお話全体が巽幸太郎のひとりゲリラライブ状態。
さくらにダンスレッスンをする時の掛け声『よっかハイ、よっかハイ、よっかよっかハイ』『はい、よかったいよかったいよかったい』『違う、そこもっとよかったい。じゃ最初からよかったいして』がクセになります(佐賀ではこれが標準なのか?)。
ライブでは伝説の…山田たえが暴走(手抜け・首抜け)、伝説の特攻隊長・二階堂サキとさくらの即興ラップバトルに発展。
『♪オイそこで突っ立ってるテメェらもだよ!でっきっこないとか言ってんじゃねぇよ!最高の才能、持ってるくせしてなんも!しねぇで諦めちゃただの敗北!』
ついでにメンバーも鼓舞、客席(広間ですが)の客(老人ですが)も挑発。
『♪じいちゃんばあちゃん、テメェらもだよ!ぼんやり老後なんて考えんな!縁側一服落ち着いてんな!高齢化?そうですか!なら今こそシルバーの意地見せる番!老害なんて言わせねぇよ!生涯現役大往生!』
死人も老人も活性化。これが佐賀の生きる道か。
おまけ