臨死体験。死に戻った際の昂揚感。求めるのは酒とスピード。音楽。
トリップに近い感覚。臨死もドラッグも経験はありませんが、この酩酊感は分かる気がします。
私も酒が飲みたくなって途中で1杯作りましたから。
(2017年/ニールス・アルデン・オプレヴ監督)
キーファー・サザーランドが出ているので28年後の続編かと思いきやさにあらず。
キーファーの役名はネルソン・ライトではなくドクター・バリー・ウォルフソン。別人です。
あくまでリメイクという建て付け。
前作もそうでしたが、医学・心霊どっちの側も期待してはいけません。
臨死に関する医学的なアプローチはありませんし、死後の世界の存在も曖昧なまま。三途の川の手前で見たトリッピ―な走馬灯でしかありません。
お土産の玉手箱はトラウマ幕の内弁当。現実を侵食する贖罪意識。
幻覚・幻聴は構いませんが、これが物理的にちょっかいを出してくるのはちとやりすぎ(特にエレン・ペイジが●●する所。無駄にB級感が上塗りされてちょっと興ざめ)。
全ては幻覚に踊らされた独り芝居だったという種明かしは欲しかったところです。
まあ、エレン・ペイジが拝めただけで個人的には満足ですが…。
☆結果オールスターキャストになった90年度版のレビューはこちら。
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