(麻衣さんにはどう伝えたものか…きっと必死に弁解する僕を見て、心底楽しそうに笑うだろうなあ…)
ここまで状況を楽しめる性格に私もなりたい。
「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない/第4話・ブタ野郎には明日がない」(2018年10月27日BS11放送/山中祥平演出)
桜島麻衣の思春期症候群が解決し、“1ヶ月間毎日告り続ける”ことを条件にプレお付き合いが始まった咲太と麻衣。
ようやく1ヶ月が経ち、晴れて恋人同士になれると思ったら明日がこない。
お付き合い1ヶ月目最後の日、6月27日がループ。おっとこれはエンドレスなんちゃらの再来か。
エンドレスなんちゃらと異なるのは咲太のみ記憶がリセットされず、同じ日であることを意識し続けるということ(つまり、長門有希と同じ状態)。
こんな時は双葉に相談。答えは「ラプラスの悪魔を探せ」。
『悪魔だけは繰り返される6月27日の記憶を持ったまま前回とは違う行動を取ってる可能性が高いんじゃない?』
昨日、いや前回の6月27日と違う行動をとっている奴…そんな奴簡単に見つかるわけ…いた。
第2話で尻を蹴りあった仲↑の1年後輩、古賀朋絵(こが ともえ)。前回は階段でバスケ部先輩に告られていたはずなのに、今回は教壇の下に隠れている。
『古賀、つかぬことを聞くが。今日は何度目だ?
僕は三度目だ』
『あたしも三度目…あたしだけじゃなかったんだ…
なんなのこれ? この先どげんなると?』
ゾンビランドさくら、ベルゼブブごっちんに続く方言女子。今期のトレンドなのか?
一緒に教壇下に隠れてそのままゴロン。折り重なった所をバスケ部先輩とバニーガール先輩に見られてお約束コンプリート。
『待って麻衣さん!説明をさせて下さい!』
『話し掛けないで』
『まいっか…どうせ明日も今日やり直すんだろうしな…』…と思ったら翌日は6月28日。おいおい、誤解が誤解のままループ抜けちまったよ!
バスケ部の先輩は古賀朋絵の友人・玲奈が憧れている人。告られるのも受けるのも振るのもNG。折角生まれた咲太との誤解。このまま利用させてもらう訳には…。
問題は桜島先輩に対する言い訳ですが…。
痒い所に手が届く先輩です。