『佐伯先輩って見た感じもっとフワフワした人かと思ってたのに全然そんなことなかったですね』
『小糸さんももっと素直な後輩かと思ってたけど案外失礼ね』
至近距離で投げ合う剛速球のキャッチボール。
『佐伯先輩って七海先輩のことすごい好きですよね』
『好きよ。一番の友人だと思ってる。あなたは燈子のこと好き?』
こりゃドッヂボールだ。避けるか受け止めるか。落としたら負け。
「やがて君になる/第8話・交点|降り籠める」
(2018年11月23日深夜BS11放送/守田芸成演出)
燈子×沙弥香、沙弥香×侑、侑×燈子。総当たり心理戦。
『それ(燈子の姉がやり残した文化祭の生徒会劇)をやり遂げたら七海先輩はもう演技しなくてよくなるんでしょうか?先輩は先輩になれるのかな…?』
『燈子がそれを望むとは思わないけど…』
((そんな日が来たら…))
二人とも燈子のこと好きすぎですね。
放課後。雨。傘のない侑と相合傘の燈子。
持ち手の奪い合い(結局二人で持つ)、菓子屋の軒先で濡れた燈子の髪をタオルで拭う侑。う~ん捗るなぁ。
しかし、
『大丈夫。面倒見てるなんて思ってませんよ。今日だって先輩が来てくれて助かりましたし…それに嬉しかった』
怖い怖い怖い怖い。
好きを受け止めてはいけないというのは恋愛では鬼ルールですね。
一触即発のキャッキャウフフ。瞬間ホラー融合炉。
今回は全てのカップルの傍らに紫陽花が。「何色が好き?」
紫陽花の代表的花言葉は「移り気」。色別だと、
青…辛抱強い愛情(あなは美しいが冷淡だ、なんてのも)
ピンク…元気な女性
白…寛容
さて、どの色が誰のメタファーなんでしょう。