絶叫と共にひたすら殺戮。射殺されたら撃った奴に憑依してまた殺戮。
エンドレス・スローター。
「ドルフ・ラングレン/ゾンビ・ハンター」
(2016年/マイク・メンデス監督)
タイトル大嘘。ゾンビものではありません。勿論、トレホの「最強ゾンビ・ハンター」とも別物。悪霊憑依系。純粋(?)オカルトものです。
沼地で鹿狩り中、猟犬が金の小箱発見。白目が全部黒くなったワンコくんは飼い主がぶり。
泣く泣く愛犬射殺したおっさんは白目が黒くなって帰宅。ギェエーという叫び声と共に奥さんズドン(すっ飛び方が素晴らしい)、息子バスン。返す刀でお隣に乱入。キッチンでお料理中の娘を菜っ切り包丁でザックザク、奥さんの顔を煮えたぎる鍋にドブンザブン。
ここで怒りに燃える旦那がショットガンで応戦。討ち取った瞬間、目ん玉真っ黒になって妻にトドメ、残った娘をバキュン。
清々しい殺戮バトン。
平和な町の連続惨劇に町民ガクブル。そこに居合わせたイーブル・ハンター、ドルフ・ラングレン。
こいつが使えない(笑)。
相手の理解とか考えないで話すから怪しさ満開(当然留置所行き)。
事の発端も実はこいつが諸悪の根源(封じ込めた邪霊を沼地に沈めようと思ったら、飛行機が墜落してパラシュート脱出。おまけに邪神の入った金の小箱もどこへやら。そいつを見つけたのが冒頭の猟犬)。
全部お前のせいじゃねえか!(爆笑)
全く役に立たないポンコツヒーロー。
町民集会で危機を訴えたら邪霊乱入で阿鼻叫喚。手斧振り回して脳天唐竹割りの犯人を警官が射殺→警官が乱れ撃ち→更に警官が射殺→逃げ惑う町民を後からチェンソーでささらもさら→町民のおばさんがヘッドショットかまして警官を射殺→おばさん会場の外に出てドキュン・バキュン→このおばさんをトラックが跳ね運転手大暴走、轢き逃げ祭り→更に警官が射殺してバイクで逃亡。
素晴らしい!
脚本超テキトーですが、ゴアシーンはノリノリ。
原題は「DON’T KILL IT」。監督は「殺人狂 THE GUNS&THE KILLERS」「ザ・コンヴェント 死・霊・復・活」「メガ・スパイダー」撮った人。
何か親近感沸きます。
★ご参考