『問題は覚悟無き主義者共。人権とか戦争反対とか愛とかそんなものは平和時の祭りに過ぎない。そいつらを黙らせ内部の守りを固めたいですね』
『あ…私、リベラルでして…』
何と、渋谷区長は権力志向の独裁者タイプかと思っていましたが、小心な事なかれ主義者(正に覚悟無き主義者)だったようです(この小心さが危険な気も…)。
こういう時、頼りになるのは“制圧してでも治安維持”な覚悟をもった統治者(渋谷署 署長)、ということになりますが…。
「revisions リヴィジョンズ/第3話・守護者たち」
(2019年1月23日深夜放送/平川孝充演出)
未来人ミロの先導であと2体あるというストリングパペットの回収に向かった大介ら。
お目付けは渋谷警察署婦警・泉海香苗(いずみ かなえ)。
《こちら黒岩だ。泉海巡査長!応答しろ!》『はいよろこんで-!』
泉海さん、婦警になる前、どこで働いてました?
脇キャラではありますが、いい味出してます香苗さん。目の前にシビリアン(カオナシの親戚みたいな巨大機械)が現われた時の「あ…殉職だ…」という緊張感ゼロのつぶやきで一気にファンになりました。
『あ…殉職だ…』
今回のチェックポイントは過去(大介誘拐事件時)ミロと接触した大介ら全員の記憶に齟齬があること。特にミロの台詞の記憶が人によってバラバラ。
大介は…『あなたが皆を守るの』
ガイは…『すべてを疑うのよ』(ミロは銃か何かで撃たれていた)
慶作は…『受け入れなさい』
愛鈴は…『最後は自分で決めなさい』
唯一、ルゥだけが『覚えていない』と言っていますが果たして…。
見所は残り2体のストリングパペットの起動。
搭乗員はガイ&ルゥの兄妹コンビ。どっちもサッカー部で運動神経抜群な上に連携息ぴったり。
ストリングパペットの力は自分だけのもの、別の人間が起動しても経験は自分の方が上と過信していた大介には大ショック。
『こいつら…もうこんなに乗れてるのか…』
実は自分がいなくても支障が無い、という現実はアイデンティティ・クライシス。
Cパートでは敵側リヴィジョンズのエージェント、チハル・イスルギが渋谷区長を表敬訪問。中の人は日笠。
ゴブリンスレイヤー魔女とか妙にフェロモン系なキャラばっかりですね。
一次帰還者リスト(こいつらは戻してやるが、このリストから外れた人間の安全は保証しない→諦めて差し出せ)を渡しますが…。
『…これは極めて高度な政治判断というものですよ』
やっぱり喰えないおっさんだった。