
はい。私にも思えません。
「revisions リヴィジョンズ/Case 05・未来の姿」
(2019年2月6日深夜放送/平川孝充演出)
ストリング・パペットの電源ユニット流用で渋谷全域の電力回復、地下探索による食糧確保、水の循環システム構築、駅ビルでは水耕栽培の準備が着々…。

リヴィジョンズと裏取引をした自称・総理の牟田区長は更迭(拘置所入り)。
大介ら5人の仲も昔に戻ったかのよう。
リヴィジョンズ襲撃の危険と未来に戻る手だてが未だ見つからないことを除けば、全てが順風満帆に思えましたが…。
相変わらずひとりヒーロー気取り、リーダー気取りで周りを見ずに増長しまくる大介は誰の眼にも単なる「リスク」。
対して常に冷静沈着なガイは黒岩署長の眼からもリーダーの器。

『ガイ。大介はチームリーダーの器じゃない。ミロはよそ者。せいぜい顧問って所だ。…リーダーは君だ!』
常識的には正しい判断…ですが、常に大介と対立構造をとってしまうのがガイのリーダーとしての限界(仲介役・慶介がいなければ日々是分裂)。
行きつく先は子供の喧嘩。まりまりが発案し、ホテルのシェフが貴重な材料で作ってくれたケーキによる「大介17歳の誕生パーティ」も誰がリーダーかで揉めて滅茶苦茶に。

ミロでなくとも堪忍袋の緒が切れる。
今回の注目はリヴィジョンズ・チハルとミロの会話。
『相変わらずアーヴは無慈悲だな。我々は同じ人類なのに。それとも病を発症しあのような姿になってしまった我々リヴィジョンズは滅んでもいいということか?』
『同じ人間を材料にしてまで生き延びようなんて最早人間の所業じゃない…お前らは化物だ!醜く膨張した自らの体を繋ぎとめるため機械と融合した姿を選んだ!』

『我々は化物ではない。病気の進行で知能こそ後退したがシビリアンも人間だ!』
同胞…だったんですね。ウィルスによってミュータントと化し、生きるために機械と融合した…。
互いに主張する正義と道理。敵も味方も人間だった…は近未来SFのお約束ですが、各々の立場がややこしくなってまいりました(立ち聞きしちゃったまりまりはご愁傷様)。
おまけ

未来にもあった胸囲の格差社会(勝者はまりまり)。