悪魔祓いものではありませんが、昨日の「バチカン・テープ」と同じ箱に入る≪な、何かが産まれる!≫系オカルトもの。
「11:11:11」
(2011年/ダーレン・リン・バウズマン監督)
小説家ジョゼフ(ティモシー・ギブス)は妻と一人息子を火事(しかもジョゼフの小説の内容を模倣したファンによる放火)で失って以来、生きる意味無し気力無し。
トラウマセラピーの集会に参加しても喋る口無し意欲無し。
死ねてー!と思っている所に交通事故…なのに何故か無傷で退院。
壊れた時計が指していた事故時間は11時11分。
そう言えば例の火事が起きたのも11時11分。死んだ母親の命日は11月11日。
長らく会っていなかったいなかった弟から「父危篤」の報せ。二度と戻らぬと誓ったバルセロナの実家の玄関には、火事の悪夢に必ず現われる天使の像が。
弟は聖職者。徹底した無神論者のジョセフとは住んでいる宇宙が違います。
バルセロナでも起きる不可解な現象。全てに係る11という数字。
11が惑星直列的に重なる2011年11月11日11時11分。何も起きないわけがない。自分には何か使命があるはずだ。それは何だ?!
一応それなりのどんでん返し(予想はつく)あり。そこそこ楽しめました。
11という数字に意味や理由は特になく、ギミックとして利用されているだけ…かと思ったらあながちそうでもないみたいで。
本作、邦題「11:11:11」、原題「11-11-11」なのですが、これとは別に「11/11/11」って映画があるんですね。
こちらも年月日にちなんだオカルトもの(らしい)。
キリスト教的に何か意味があるのか、それともただ単に11という数字が並んだからこじつけてみたのか。あるいは欧米人は11が大好きなのか。
う~む。
こっちの監督は「ゾンビナイト」「ゾンビ・アルカトラズ」「新アリゲーター 新種襲来」の脚本書いたキース・アラン。
あー、何か「12/12/12」「13/13/13」って奴もあるけど、もういいや。