カナダのド田舎。炭坑そばのナイトクラブ(酒と料理とストリップ)。売却が決まって今日は営業最終日。
いつもと変わらぬ喧騒。0時で静かに幕を下ろすはずでしたが…。
「クロージング・ナイト 地獄のゾンビ劇場」
(2016年/セヴェ・シェレンツ監督)
原題は「PEELERS」。皮むき器のピーラーね。単なるキッチン用品なのにホラーのタイトルになった途端、嫌ぁな響きに…。
その日、やたら上機嫌な外人炭坑夫グループがご来店。
現場で石油を掘り当てたらしいのですが、それは石油ではなく…。
途中気分の悪くなった若者が「水芸かよ!」な勢いで嘔吐&吐血。これを皮切りに炭坑夫が全員水芸披露。そしてゾンビに。
最初はゾンビかどうか疑わしいですが、鉛玉撃ち込まれたり、頭潰されたりしても動いているのでゾンビでいいでしょう。
見せ場は水芸とストリップ(出し物としては最低の部類)でしょうか。
オリジナルポスター(写真下)では客が来ない(ソフトが売れない)と判断したのか、この手のホラーにはよくあるデザインに変更。
主役のおばさまはこんな顔じゃないですし、ボンデージファッションも纏ってないですし、チェンソーも持っていません(他の人が使います)。
油が感染源なら弱点は水だろうという発想にはどう反応してよいやらですが、狂犬病の恐水発作なんてのもあるので、まあそういうもんだと納得しましょう。
ゴアシーンは効果云々よりも描写がえげつなくて良識派の神経を逆なでしそう。
★ストリップ小屋が大騒ぎと言えば、