『退院したい! 退院したぁぁぁぁい!』
素晴らしいビジュアルとコピーです。本編の内容をビタ一文表しておりませんが。
内容3点、ジャケ100点。
「戦慄病棟」
(2015年/マーカス・ニスベル監督)
かつて知的障害や精神異常の子供たちを収容し、虐待や悪魔祓いの人体実験を繰り返した挙句、出火によって閉鎖となった精神病院。
住民無し、管理人無し、ご近所さん無し…パーティだ!
SNSを通じて集まったバカ軍団が飲めや歌えや吸えやキメろやまぐわえやの大騒ぎ。
翌朝、残った数名が酔った勢いで降霊術…したら妙なモノが降りてきちゃって大騒ぎ。
仕方がないのでネットのマニュアル片手に除霊したらさらにややこしい事態に…。
という恐怖から幾星霜のお祭りホラー。
監督は「13日の金曜日(09年版)」👇撮った人。相変わらず凡庸な演出。
ゴアやらグロやらは頑張っていましたが、そういうもの(だけ)を観たいわけではないんだよなあ。
いつも思うことですが、この手の「合理的説明のつかない大惨事」話で“全滅エンド”を免れ、誰かが生き残ってしまった場合、どうやってこの状況(死体の山)を警察に説明するのでしょう。
どう考えても生き残った奴が犯人だと思われるのではないでしょうか。
過去作だと
「ハードカバー/黒衣の使者」[2010年9月30日]
「MAMA」[2014年7月27日]
とかがそういうエンディングでした。
病院ものって結構脚本が緻密だったり、新しい要素含んでいたり、やたらと雰囲気だけは良かったり、比較的「アタリ」の多いジャンルなのですが、これは中途半端。拾い物はハッタリ煮〆たジャケだけでした。