『名誉を回復したいか? 切腹という言葉は使いたくない。あれは名誉ある死に方でお前には相応しくない。だから自分で喉を切れ。できないのなら私が代わりにやってやる』
You wanna redeem yourself? See I don't wanna use the word "seppuku"- coz that has something to do with... folks whohad honor. Which you don't have. So why don't you cut your motherfucking throator I'll do it for you.
先般御紹介した「沈黙の粛清」(2016)から遡ること3年。この時点ではギリギリ動くことができたようです。
「沈黙の処刑軍団」(2013年/キオニ・ワックスマン監督)
セガール親父の役どころはマフィアのボス、アレクサンダー。と言っても昔気質の筋者で日本で言えば鶴田浩二(素直にドン・コネレオーネと言うべきか)。
ここに新興勢力“Neighborhood”(タッタリア・ファミリーすね)が縄張り争いに参入という図式。
激しい動きは若手に任せて、美味しい所だけ最小限の動きでさらっていくアントニオ猪木方式です。
アレクサンダーの信用厚いハースト(ブレン・フォスター↑。アクション担当)でしたが、刑務所内の暗殺ミッション(裏切り者粛清)で下手うって引退(内部誘導係にハメられた)。
引退の際に両手を潰されて(ジャンゴかよ)やさぐれ酒浸りの生活でしたが、Neighborhood(ボスは刑務所でハーストをハメたアイスマン)の暗躍を機に職場復帰。
アシストしてくれたのは謎のメキシコ人料理人オソ(ダニー・トレホ!)。
何と希少なサソリの毒(2種混合)を使って、潰れた両手を元に戻すと言うのですが、これが超テキトー。
『俺は呪術師だ』とか言いながら『知るかよ、俺はただのコックだぜ』(どっちだよ)。
『本当にこの毒で直るのか?』と聞けば『うんにゃ、このままじゃただ毒が回って死ぬだけだ。もう一度骨を砕いて毒で再生させるんだよ』と金槌持ってドッカンバッカン。
すげー。現代医学が彼岸の彼方。でもトレホにならできるかもしれない。
信じろ、トレホを。