『というわけで私を彗輝君のペットにしてください!』
『すみません…無理です』
待て待て待て待て。何を言っているんだ慧輝。そこは二つ返事で「頂きます」だろ。
ナイスバディ先輩が自らの首につけたリードを差し出しての懇願だぞ。どこに断る理由がある? お前それでも思春期男子か。
「可愛ければ変態でも好きになってくれますか?/第2話・優柔不断な王子様!?」(2019年7月12日BS11放送/いまざきいつき監督)
書道部の朱鷺原紗雪(ときはら さゆき)先輩はシンデレラ(ラブレターの差出人)ではありませんでした。彼女の正体はドMの痴女。
そうか、よしめでたしめでたしだ、で終わっても一向に差し支えなかったのですが、主人公が草食系なせいで話はふりだしへ。
次のシンデレラ候補は図書委員の後輩・古賀唯花(こが ゆいか)。
紗雪先輩は告白してリミッターが解除されたのか、周りを気にせず慧輝にちょっかい出しまくり。巨乳を敵と看做す唯花はぷんすか。
『どうしたら…機嫌直してくれる?』
『日曜日、唯花とデートしてください!』
なあ、お前既にモテてるだろ。どの口が「彼女欲しい」とか言ってるんだ?
で、デート当日。妹・瑞葉のアドバイスの甲斐あって、好感度アゲアゲ。
翌日、唯花から呼び出しメール(大事な話があるので放課後図書室へ)。
『…ねぇねぇ秋山さんこれどう思う?』
『やーねー桐生さん。どう見ても告白のフラグじゃない』
『やっぱりそう思うかしら?』
この慧輝の相談相手にして、事が進展する時のアドバイザー、秋山“ロリを嗜む者”翔馬の存在がいい。
で、放課後。翔馬の予想通り、待っていたのは告白タイム。
ペット志願の次は女王様っすか!?