デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【本命:猫に群がられ委員会】まちカドまぞく2丁目 ♯11【対抗:ゾンビ対策マニュアル作成委員会】

巻き角生やした魔族もささやかな呪いをまき散らす魔法少女も日常のひとコマ。

町も学校もフリーダム。

「まちカドまぞく2丁目/第11話・新学期!魔法少女の新たなる役割!」(2022年6月23日深夜TBS放送/則座誠演出)

夏休み終わって新学期。その日はみかんの転校初日。

同じクラスで嬉しいというシャミ子に

『そんなエモい事言われても呪いしか出ないんだから!』

嬉しくても呪いが発動してしまう難儀なみかんさんでした。

何か投げ出されたシャミ子の足が妙にエロい…と感じるのは私だけか。

魔法少女で呪い持ち(動揺すると関わった人にささやかな困難が降り注ぐ)。受け入れてもらえるのか戦々恐々のみかんでしたが、ユルさ一番、寛容無限のこの学校ではすべてが杞憂。

魔法少女で呪い持ちと言っているのに、浴びせる質問が『目玉焼きに塩・醤油・ソースどれかける派ですか?』『朝から揚げ物食べられる派?』『からだはどこから洗い始めますか?』。

おい、小倉、お前このクラスじゃないだろ。何故当たり前のようにいる?(しかもゲンドウポーズで)


小倉の目的は≪闇堕ち時に魔力の減少と消費を抑えられる安定剤≫を桃に届けること。

原料はシャミ子が桜の私有地で手に入れた謎のヒスイ

『わたし、これ飲むの?飲めるサイズに見えないんだけど。ヒスイって石だよ。ほかに何混ぜたの?』

『噛み砕いて服用してね』

『質問に答えて』

この日は委員会の日。桜が丘高校では生徒は必ず「委員会」に所属する決まり。

保健委員(シャミ子所属)のようなフツーの委員会もありますが、「人体標本磨き委員会」「つるむらさき栽培委員会」「ゾンビ対策マニュアル作成委員会」のような「それメンバーお前だけじゃね?」のようなレアものも(美味しいよね、つるむらさき)。

生徒が仕事を見つけたら委員会を立ち上げていいというゆるゆるルールの賜物です。

みかんはミカン栽培委員会を進言しましたが、卒業までに実ができないという理由で却下(そこいらへんは厳しいんだな)。

因みに桃の委員会は「猫に群がられ委員会」(海外配信字幕:The Get Surrounded by Cats Committee)。


入りたい委員会がなかったら自分で雇用を創出したらしい(私も入りたい!)。

みかんが入ることにしたのは杏里と同じ「体育祭委員会」。活動期間は限られていそうですが、繁忙期は超多忙。で、今はまさに体育祭開催直前なのに準備がまるで終わっていない激ヤバ期。

桃もシャミ子も巻き込まれ(桃は強制、シャミ子は自主的に)皆で裏方オリンピック。

依り代づくりと魔法陣作りでやたら手先が器用になった桃。


騎馬戦のシミュレーション中に騎馬が崩れてみかん転倒、頭部痛打で気絶。

『待って!近寄らないで!みかんは気絶した時が一番(ヤバイ)』


記録更新の最短変身時間で魔法少女になった桃がかろうじて呪いの暴発をブロックしましたが、ペンキ缶が倒れて看板が犠牲に。

責任感じるみかんを見てシャミ子一大決心。みかんの心にダイブする!

『わたしがみかんさんの中に棲んでいる悪魔と話をつけます!』

桃も一緒に。しかし、その為には闇堕ちしなければならず、エネルギー補給のために小倉謹製の謎薬を…。

『どうですか、何味ですか? 美味しいですか?喉越しですか?』

『泥とゴミを煮〆た味…』

想像できません。と言うかしたくありません。

じょりっと完食。川の字で眠って夢の中へ。闇堕ちモード発動。ダークネスピーチ見参。


今週は桃の変身が2回観れて超お得。

ダークネスピーチの武器(黒い日本刀。ダークネス菊一文字と呼びたい…だろ、中々さん)に大興奮のシャミ子。

ウザイとばかりに刀で牽制する桃。果たしてみかんの心に棲む悪魔を説き伏せることはできるのか。


あー次で終わりか~。リコとマスターの掛け合いとかもっと見たいし、3期(3丁目?)やってくれないかなぁ。

 

 

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★本日6月26日は「拷問の犠牲者を支援する国際デー」

拷問等禁止条約」が発効した日に由来し、拷問の撲滅を目的としています。

拷問を目的別に分類すると、

❶自白の強要

❷快楽の探求

❸復讐/お仕置き

辺りになるのではないかと。サスペンスでは❶、ホラーでは❷、アクションでは❸が主流で、あとはストーリーによって組み合わせって感じでしょうか。

「ホステル」「マーターズ」あたりがぶっちぎりの先鋭特化ですが、今回はちょっと捻った拷問ものをひとつふたつみっつ。

※記念日の趣旨を全く理解していないな…。

 

【祭の終わりの寂しさは】古見さんはコミュ症です。 第2期♯24【次の祭のプレリュード】

黒板を埋め尽くした最初の会話から1年。

ひとつの祭が終わり、次の祭が始まります。

古見さんはコミュ症です。/第24話(最終回)」(2022年6月22日深夜テレビ東京放送/四ノ宮春、川越一生演出)

◆コミュ75「ホワイトデーです。」

3月。バレンタインの夜を1日100回思い出し、お返しをどうするか、で悶々とする只野くん。


女性の事は女性に。妹・瞳ちゃんに相談。

最初は(男子から貰った友チョコの返しなんてどーでもいいじゃんと)流していた瞳ちゃんですが、何かを悟ってギアチェンジ本腰。

好きなの?という突っ込みにしどろもどろの只野くん。

『相手の事よく思い出して!好きなの!?』

『…気にはなっているかな』

その表情に兄の本気を汲み取った瞳ちゃんはキレながらちょいデレ。


そのままデパートへGO!頼りになります瞳さん。

ホワイトデー前日の金曜日は教室のそこかしこでお返し祭り。

山井さんのお返しは自分の形をした飴細工。チョコは顔だけでしたが、こちらは全身(棒の刺さり位置がまた…)。

『わたしの好きなところを舐めていいのよ!』

デート・ア・ライブ」の折紙と双璧を成す天晴れな変態です。

古見さんへのお返しを用意していたにも関わらず日和って渡せなかった只野くん。

もう残された道は当日古見宅に持参しての手渡ししか…。

自らハードル爆上げ。瞳ちゃんに見送られて男の花道ホワイトデー。

インターホン押したら応答したのは弟くん。玄関開けたのはお母さん(小芝居付き)。硝子は買い物で不在だからとそのまま硝子の部屋に押し込まれ、お茶を持って来たのは黒いオーラを纏ったお父さん(ドアの締め方がホラー)。


家族総出のお出迎え!

お父さん、そのまま着席して持って来たお茶自分で飲んでお見合い。

張り詰めた空気と只野君の精神が臨界点を迎える直前、古見さん帰宅。


まさかの父介入、散らかしっぱなしの室内に動転動揺。

ようやく息が整ったところでお返し渡し。

瞳ちゃんキモ入りで選んだプレゼントはハンドクリーム。

『時期的には少し外れちゃいますけど良い匂いのも
のがあったので』


それ絶対、只野くんひとりじゃ選べなかっただろ。瞳ちゃんグッジョブ。

そっと添えられた飴がひとつ。その意味を古見さんも分かっている様子(しかし、飴とマシュマロとクッキーに各々意味があるなんていつ誰が決めたんだ?)。

◆コミュ76「1年間です。」

終業式を目前に控えた教室では、いつものなじみの気まぐれで「消しゴム落とし」大会が勃発。

あれよあれよという間にクラス全員が参加して国体かよ!?な大盛り上がりに(そう言えば「セントールの悩み」の最終回もクラスあげての勝ち抜き腕相撲大会だったなあ)。

学祭のような喧騒の中、何故か浮かぬ顔の古見さん。理由は皆が帰宅した後、只野くんとふたりになった時に。

『寂しい…です。もうあと数日で終業式があって、もうあと1週間ちょっとで新しいクラスになって。この時間が終わってしまうのが…寂しいです』

『分かります。1年、思えばあっという間でしたね』

シリーズ終盤でよく見られた「窓という窓に心象風景を映す」手法が総集編的編集で炸裂。


何と言う巧いまとめ方!

そして迎えた新学期。貼り出されたクラス一覧を見上げる中には、これからお友達になる人がちゃんと…。

万場木さん!


最終回終了後に「お知らせ」が、なんて煽りがあったのでてっきり3期制作決定の告知かと思ったら「Blu-ray BOX化プロジェクト始動決定!」でした。

お値段によりますが、下手に割らずにまとめてまるっとBOXなら買ってもいい…かな。

おまけ

ホワイトデーに何かを悟った悪い顔ふたつ。


それはそれとして3期やって。動いて喋る万場木さんが観たい。

 

 

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★本日6月25日は沢田研二(1948~)の誕生日(おめでとうございます!)

色々出演作はありますが代表はやっぱりこれですよねえ。

★本日のTV放送【19:00~BS12/土曜洋画劇場】

 

ヒネリの無い「大怪獣映画ベストランキング」にいっちょ噛みして、マイナー怪獣映画を浅~く考察。

MOVIEWEBという米国のサイトが「大怪獣映画ベストランキング(The Best Giant Monster Movies, Ranked)」なるものを発表しました。

ベスト5は(と言うか5本しか選んでいない)上から、「ゴジラ」(1954)、「キングコング」(1933)、「ジュラシック・パーク」(1993)、「クローバーフィールド」(2008)、「ミスト」(2007)。

はい、そうですか、そうですね、としかコメントの出しようがないランキングです。

 

movieweb.com

 

もうちっとサイトとしての「色」(こんなものはどこまで行っても結局は選者の好みでしかないのだから)を出してもいいような気がいたしますが、折角(?)なので、いっちょ噛みしてメジャー路線からちょいと外れた「怪獣映画」を並べてみようかと。

条件は「目視できる生き物であること」「巨大であること」のふたつ。では。

第1幕:まずは既存生物の巨大化から始めよう。

アリ、クモ、サソリ、トカゲ、カマキリ…小さいものをデカくするのは恐竜以外のモンスター(つまり怪獣)創生の第1歩。

  1. 放射能X【THEM】」(1954年)
  2. 「極地からの怪物 大カマキリの脅威」(1957年)

 


第2幕:怪獣は壊してなんぼ。ミニチュアワークの底力。

最初はデカいだけで怖かった。しかし古人曰く「デカいものには暴れさせろ」。家を踏みつけビルを薙ぎ倒し、破壊の限りを尽くすのが怪獣の本分。

破壊のリアリティを支えるのがミニチュアワーク。ベストミニチュア2トップ。

  1. 「怪獣ゴルゴ」(1959年)
  2. 北京原人の逆襲」(1977年)

 


第3幕:ゴジラだけに頼らない。東宝の試行錯誤

ゴジラ以外でも東宝は頑張りました。「モスラ」「ラドン」は(興行的にも)成功しました。しかし、その陰には陽の当たらない地味ぃな(しかし捨てるには忍びない)作品も。

  1. 「大怪獣バラン」(1958年)
  2. 「宇宙大怪獣ドゴラ」(1964年)
  3. 「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣」(1970年)

 


第4幕:志を斜めに引き継いだ後継者たち。

では次世代の怪獣映画がどうなっていったのかと言うと…。

  1. 「大怪獣東京に現わる」(1998年)
  2. 「大怪獣モノ」(2016年)

正にダダイズム(笑)。既存概念を無邪気に解体・再構築。そして1周回って「シン・ゴジラ」。

 


さて、次に来るのは何でしょう(わくわく)。

 

 

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★本日6月24日はナンシー・アレン(1950~)の誕生日(おめでとうございます!)

一時期、間違いなくデ・パルマ映画のミューズでしたが、今回はこちらを。

 

【ブラジルの小集落でも】バカラウ 地図から消された村【宿る心にカーペンター】

『やりすぎだと思うか?』

『…全然』

ブラジル北東部ペルナンブーコ州の小集落バカラウ。

ライフラインである水場に通じる道路と取り出し口は水利権を争う民兵(勿論、背後には雇い主がいるんでしょうねえ…)に封鎖され、給水車が長距離移動して何とか賄っています。


長らく村の語り部であった長老が亡くなり、葬儀を済ませた翌日、ネット上の地図、衛星写真からバカラウは綺麗さっぱり消えていました。

バカラウ 地図から消された村」(2019年/クレーベルメンドンサ・フィーリョ&ジュリアーノ・ドルネリス監督)

UFOのような画像(タイトル写真)を観ていたので、オカルト系トンデモSFなのかと思いましたが、そういうわけではありませんでした(UFOはドローン)。

理由も動機も黒幕も一切説明されませんが、何者かがバカラウの存在そのものを村民ともども屠ってしまおうと考えているようです。

実行部隊はプロの傭兵部隊かと思いきや銃器マニアのサイコ集団。しかし、リーダーがウド・キア(笑)。見よ75歳の顔力。この人が出て来るだけで「あーこりゃただでは済まんよなぁ」という気分になります。


給水車が襲撃され、近隣の牧場一家は皆殺し。電波も遮断され孤立無援となったバカラウに襲撃者が…。

一応バカラウは観光地ですが、それらしい施設はバカラウ歴史博物館」のみ。

度々、一見の価値ありと語られ、建物が映されますが、入り口だけで中は見せず。

襲撃者がこの建物に入って初めて展示品の数々が。

そして襲撃者(と観客)は知ります。ここは手を出してはいけない村なのだと。


中流れるシンセが「カーペンターっぽいなぁ」と思ったら、ぽいどころじゃなくご本人の演奏でした。

更に村の学校の名前が「João Carpinteiro(ジョアン・カルピンテイロ)」。英語読みすれば「ジョン・カーペンター」です。


カーペンターという名前の学校に籠城して襲撃者迎撃。要塞学校じゃありませんか。


★使用された曲は「Night」。

www.youtube.com


あまりに説明不足なため人によってはストレスが溜まるかもしれませんが、これは抵抗の寓話。そう割り切って見るのが吉でしょう。

『これで終わったと思うなよ。これは始まりだ!』

とかウドさんが絶叫していましたが、村人の想いは多分こうでしょう。

『は?んなもんとっくに始まっとるわ』

 

★ご参考

 

 

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★本日6月23日は漫画家・山本英夫(1968~)の誕生日(おめでとうございます!)

山本英夫原作漫画の映画化と言えば、

★本日のTV放送【13:40~テレビ東京午後のロードショー

 

【失うモノは何もない】アオラレ【破れかぶれラッセル・クロウ】

ラクションは慎重に。

自分が正しいと思っても相手を見下してはいけません。

特に相手が太ったラッセル・クロウの場合はなおさら。

「アオラレ」(2020年/デリック・ボルデ監督)

冒頭、無理矢理アメリカの病巣(不況、失業、ストレス、すぐキレて暴力、警官大量解雇で人手不足、格差が人を追い詰め…)を並べて社会派強調。

そのまま「ロボコップ」が始まってもおかしくないオープニングです。


レイチェル(カレン・ピストリアス)は、離婚調停中(夫は家よこせとか言ってる)。ただでさえ金がかかる所に母親は介護コミュニティ入りで出費増。

頼みの綱はフリーでやっている美容師の仕事ですが、寝坊&渋滞で時間に遅れて最優良顧客からクビ宣告。同乗している息子カイルも学校遅刻で居残り確定。

正に泣きっ面に蜂、下痢腹に浣腸。しかも、前のバンが信号変わっても動かない。

『あーもう何なのよ!動きなさいよ!』

渾身のクラクション連打。それでも動かないから追い越し…たのが悪夢の始まり。

マナーがなっていない、と謝罪要求するバンの運転手にキレるレイチェル。

『謝ることなんて何もしていない!』

ここで一言謝っときゃ…。

建て付けだけ見ると「激突!」ですが、相手が誰だか分からない「激突!」と違い、まごう事なきラッセル・クロウ。むしろフォーリング・ダウンに近い味わい。

ただ、境遇(真面目に生きて来たのに仕事も家族も失った)は似ていても、キャラ設定がまるで違う(アバンで既に振り切ったヤバイ所を見せている)ので、マイケル・ダグラスにあった悲哀というものがどこにもありません。

では見どころはどこなのかと言うと、これはもうラッセル・クロウの破れかぶれ大暴走

ド頭で嫁も義母もハンマーでぶち転がして放火という「やるべきことはやった」後なので、あらゆる行為に躊躇というものがありません。

目撃者がいても知った事かとばかりに余計な口出しして来た若造轢くわ、ダイナーで離婚調停弁護士ボコボコグサグサにするわ、邪魔な車は景気よく弾き飛ばすわブレーキ全壊アクセル全開。

Have a coffee?


ありゃこれじゃ「シャイニング」だわ、と思いましたが、ラッセルの膨れ上がった巨体(役作りだよね?そうだよね?)見て確信。

あー違う、これは「走る取的」(@筒井康隆)だ。


ラッセルさん、本作の脚本読んだとき「この作品には絶対出ないぞ」と思ったそうですが、宗旨替えした理由が知りたいです。

 

★ご参考

 

 

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★本日6月22日は「ボウリングの日」。

1861年文久元年)この日付の英字新聞「ザ・ナガサキ・ショッピングリスト・アンド・アドバタイザー」に、長崎出島の外国人居留地に日本初のボウリング場が開設されたと掲載されたことにちなんだものだそうで。

公益社団法人日本ボウリング場協会が1972年(昭和47年)に制定しました。

ボウリング・シーンと言えば「ビッグリボウスキ」あたりが有名株ですが、曼荼羅畑的にはこれ。