#洋画
MOVIEWEBという米国のサイトが「大怪獣映画ベストランキング(The Best Giant Monster Movies, Ranked)」なるものを発表しました。ベスト5は(と言うか5本しか選んでいない)上から、「ゴジラ」(1954)、「キングコング」(1933)、「ジュラシック・パー…
『やりすぎだと思うか?』 『…全然』ブラジル北東部ペルナンブーコ州の小集落バカラウ。ライフラインである水場に通じる道路と取り出し口は水利権を争う民兵(勿論、背後には雇い主がいるんでしょうねえ…)に封鎖され、給水車が長距離移動して何とか賄ってい…
クラクションは慎重に。自分が正しいと思っても相手を見下してはいけません。特に相手が太ったラッセル・クロウの場合はなおさら。「アオラレ」(2020年/デリック・ボルデ監督)冒頭、無理矢理アメリカの病巣(不況、失業、ストレス、すぐキレて暴力、警官…
南の島のリゾートホテル。その自然保護区。立入禁止の柵の向こうは、特殊な鉱物を含む巨岩に囲まれた絶景にして奇観のプライベートビーチ。ホテルのマネージャーの勧めでここを訪れた4組の家族(未婚のカップル含む)。彼らは皆(少なくとも1家族に1名以…
アカデミー授賞式でウィル・スミスのビンタを喰らって一躍時の人となったクリス・ロックの初ホラー。一応、本家「ソウ」シリーズと同一世界線上の話ではあるのですが…。「スパイラル:ソウ オールリセット」(2021年/ダーレン・リン・バウズマン監督)監督…
ある朝目覚めたら窓の外がえらいこっちゃになっていたという「いつもの風景」。毎度お馴染み「低予算籠城系」ゾンビものです。 類似品が山のようにある中、敢えて作る意味があったのか?と言われると「う~ん…ないかな」なのですが、それなりに観られる作り…
『東ドイツ時代、ここはトラック運送人民公社だった。ルディやウォルフガングも一緒に働いていた。クラウスもだ。だが時代の流れでここは閉鎖。今の会社に買収された。再統一の勝者だよ』灯りも落ちた深夜の巨大スーパーマーケットの通路を清掃車が走る。フ…
劇場未公開・国内未ソフト化、1回だけTV放映され、そのあまりの怖さに観た人が戦慄、後年、その放送を観た人からの依頼で「探偵!ナイトスクープ」に取り上げられ、一気に知名度が全国に広がったものの、中身は依然藪の中…。ホラー好きの間ではタイトルだけ…
『花ちゃん、ちょっと頼みがあるんだ』 『お、おう、何でも頼んでくれよ』 『その自転車、貸してくんねえか』 『…おう!持ってけよ』 『…じゃあな』 『ツネ!…ちゃんと、自転車、返しに来いよ』本日6月3日は「世界自転車デー(World Bicycle Day)」2018年(…
あくまでセガールの映画としては、という低~いハードルでの話という大前提で聞いて欲しいのですが…滅茶苦茶面白いです。例によって脚本はテキトー、親父は無敵でご都合主義の佃煮ですが、気合の入った戦闘シーンとキャラ立ちの良い脇役、二転三転する展開が…
輸入盤ソフトの新作一覧を眺めていると「おお、こんな作品もあったのか!?」なタイトルを目にすることがよくあります。邦題が付いているので国内公開(もしくはテープが発売)されたことは間違いないのですが、その多くは未見(場合によっては未知)。そんな…
『ところで私、ただの00ナンバーじゃないの。 今は私が007よ。永久欠番だとでも思ってた?』 By the way, I’m not just any old double-0. I’m 007.You probably thought they’d retire it.嗚呼、とうとう007にもポリコレの洗礼が。新しい007はタフでマッチ…
本日5月23日は「キスの日」。1946年(昭和21年)のこの日、日本で初めてキスシーンが登場する映画とされる、佐々木康監督の『はたちの青春』(松竹)が公開された事に因みます。当時者は主演の大坂志郎と幾野道子で“ほんの一瞬”の接触だったようですが、映画…
6年に一度、彗星が地球に近づくとゲートが開いて数百万光年の彼方から宇宙の戦士(面倒なので以下プレデター)がやってくる。目的は地球最強戦士9人との真剣勝負。拒めば人類皆殺し。戦いに公平性を持たせるため(勝負をより楽しくするため?)、プレデター…
そのアプリをインストールされたら携帯のカメラ越しに死者の姿が見える。死者は24時間は襲ってこない。24時間以内に誰かの携帯にそのアプリをインストールしなければ死者にとり殺される。携帯は捨てても解約しても壊してもアウト。古くは「不幸の手紙」、近…
家を買った。別れた女房には6週間借りただけと言い訳した。息子のフィンにはお色直しして転売するのさと嘯(うそぶ)いた。どっちも嘘だ。俺にはこの家が必要なんだ。失ったものを取り戻すために。俺の買った家には、かつて魔女と呼ばれた女が棲んでいた。…
『僕もオルデラーンに行くよ。もうここには何もない。フォースを学んで父さんのようなジェダイになるんだ』 I want to come with you to Alderaan. There's nothing for me here now. I want to learn the ways of the Force and become a Jedi like my fath…
復讐アクションに理屈はいりません。躊躇も憐憫もなく、ただ迷わず突き進んでくれればそれで良し。その意味ではブレも文句もありません。ありませんが、もう少し端折り方ってものがあったのではあるまいか。「ライリー・ノース 復讐の女神」(2018年/ピエー…
目の前で両親が車ごと爆殺!しかし、爆発シーンはなく、代わりに「VFX:Car on fire(特殊効果:炎上する車)」のテロップ。その手があったか!(笑) これは応用が利きますね。悲鳴だけ被せて「目を覆う残虐描写」とか笑い声だけ乗せて「抱腹絶倒の一発芸」…
『神はひとつの扉を閉じる時、別の扉を開くと言う。お願いだ神よ、扉を開けてくれ』 They say God doesn't close one door without opening another. Please God, open that door.俺の名はハッチ・マンセル。どこにでもいる誰でもない男。NOBODYだ。判で押し…
「俺たちに明日はない」も「戦争のはらわた」も裸足で逃げだしそうな全身蜂の巣クライマックス(葬送の調べはレーナード・スキナードの「フリー・バード」)から14年。どう考えても各々3回ずつは死んでいる被弾祭りを掻い潜って全員生存(嘘ぉ!)。 流石は…
ちょっと前に「ダリオ・アルジェント81歳が新作発表!?」という記事を上げましたが、今回はデヴィッド・クローネンバーグ79歳が新作を。アルジェントがジャッロに回帰するのなら、クローネンバーグは変態(←一応ダブル・ミーニングのつもり)に回帰。お変わり…
MOVIEWEBというサイトが「ホラー映画に於けるファイナル・ガールBEST8(8 Best 'Final Girls' in Horror Movies, Ranked)」というランキングを発表しました。ファイナル・ガールというのは文字通り最後に立っている女性(The last woman standing.)。理不…
『最後まで気を抜くな。油断すると神は奪う』(Never take things for granted. God will take it from you.) 『神は悪人?』(Is God bad?) 『神は公平だ』(God is fair)前作では『神様? そんなものはいない。あれはただの冗談だ』(God? There is no …
天皇巨星、ジミー・ウォング先生がお亡くなりになりました。4月5日。6年間の闘病の末に台湾・台北の病院にて。75歳。役者片手間、本業ヤクザ。「芸能界逆らっちゃ駄目」選手権アジア代表として何度も取り上げて参りました。その輝かしいフィルモグラフィの一…
本日3月30日は「マフィアの日」。1282年(エライこと昔だな)のこの日に起きた(「マフィア」の名前の由来となったとされる)住民暴動と虐殺事件「シチリアの晩祷」(シチリアの晩鐘)に由来します。この事件、なかなかに香ばしい出来事で、舞台はフランス国…
2019年10月の記事なのでちっと古くなりますが、Rolling Stone.comが「最高のホラーサントラ35選(35 Greatest Horror Soundtracks: Modern Masters, Gatekeepers Choose)」というランキングを発表しています。サウンドトラックのリイシューレーベルのオーナ…
『何故、私は殺されたのか? 知り過ぎたからか? 間違えられたからか? ダイヤルMを廻したからか? 北北西に進路を取ったからか?』以前からこのふざけたジャケット(と邦題)が気になっていたのですが、ようやく本編を見ることができました。 「羊たちの沈…
本日3月15日は「サイコの日」。「サ(3)イ(1)コ(5)」と読む語呂合わせ。2013年(平成25年)4月5日に公開された映画『ヒッチコック』(Hitchcock)の配給元である20世紀フォックス映画が制定しました。趣旨としてはヒッチコックの「サイコ」を讃えたもの…
本日、3月6日は「弟の日」。姉妹型・兄弟型の研究家でもある漫画家の畑田国男(1944~1996年)が1992年(平成4年)に制定したらしいのですが、面白い事に「理由が不明」なんだそうです。この人、「兄の日(6月6日)」「妹の日(9月6日)」「姉の日(12月6…