#洋画
真上からの神の目。模式図のようにも何かのクローズアップのようにも見える不思議な構図。やがて鳥が横切り、画面の隅に小さく馬やボートが映り込んでそれがかなり広範囲なエリアを切り取った空撮であることが分かります。 右下の写真とか「脳みそ」にしか見…
『長話はやめろ。この双極性障害野郎』 Stop monologuing, you bipolar fuck. 『躁うつ病では』 I think he's more manic-depressed. 『自己愛性障害だろ』 Or narcissistic disorder. 『解離性障害だよ』 Dissociative disorder. 『ただのクソよ』 He's jus…
ロシア産ホラーというだけで一括りにするのも如何なものかとは思いますが、折角シリーズにしたので久々に。因みに1~3は「シャドウ・チェイサー」「ミラーズ /怨霊鏡」「ゴースト・マシーン」です。 「デス・レター 呪いの手紙」 (2017年/ウラジミール・…
『まだ引退したいかい?』 (You still prefer retirement, Archer?) 『そんな事、一度も思った事ないな』 (I never preferred retirement.) 「ハングマン」 (2017年/ジョニー・マーティン監督) 現代版必殺仕事人の話ではありません。毎時23時00分に犠…
まだ生贄が必要か!? How many more sacrifices!? あとどれだけ血を流せばいい!? How much more blood!? あと何人捧げればいい!? How many more lives!? ベルじゃ足りなかったか!? エイカーでも足りなかったか!? Belle wasn't enough! Acres wasn't! 今度はこ…
凄~く真面目に作っているのに、ツッコミどころが間欠泉のように次から次。お話は簡単。インドがゾンビで大騒ぎ。 「ザ・デッド:インディア」 (2013年/ハワード・J・フォード&ジョン・フォード監督) 原題は「THE DEAD2:INDIA」。「2」ってことは「1」が…
9歳の時に母親共々シリアル・キラーに拉致られて、そのまま同居(母親は即殺)。同居人の暴虐を見続け(後始末をし続け)ながら青年に。その精神が彷徨う辺境はいずこ。 「チェインド」(2012年/ジェニファー・リンチ監督) デヴィッド・リンチ監督ご息女の…
逃走車両を追う様子を車載カメラで映しながらの独白。『I am the police』に始まり『We are the police』で終わる長い独白は警官の矜持であると共に作品の内容を説明するリードであり、当たり前のように命のやりとりが発生するLAPDの日常描写でもあります。 …
国内版のジャケにつけられた宣伝文句は「このジジイ、かなりヤバい」。酷いコピーです。簡単な装置と小細工で心霊現象を演出し、何も知らない一般人に霊の存在を信じさせる。学術実験のような口ぶりですが、実態はバイト先の飲食店で非常識な動画撮って喜ん…
サイボーグ化され、心臓に爆弾を埋め込まれた元囚人の刑事が、要人の複製・入れ替わり計画を阻止せんと弾丸・銃弾雨あられ。「未来世界」(1976)、「ニューヨーク1997」(1981)、「ターミネーター」(1984)、「ロボコップ」(1987)のいいトコ取りした後…
『必ず戻って来て瓦礫を全部どかしてやる。約束するよ。墓も見つけてやる。お前の息子が訪ねて来れる場所にな』1988年12月7日にアルメニアを襲った大地震。死者は少なくとも25,000人、負傷者19,000人、特に顕著な被害が出たレニナカンでは15,000人~17,000人…
『中国政府は隠していますが、大変な事態です。 すでに酷い状況でしたが、より悪い事態を覚悟すべきでしょう。 もっともっと悪い事態を…』これまで幾度となくシミュレートされれてきた感染爆発。今は偶然その一部が現実となっただけ。 「バード・インフェル…
大昔、とある国際的ボランタリー・チェーンの末端にいた時のお話。ヨーロッパ中心のこの組織は毎年加盟国代表が一堂に集う国際会議を開催し、その運営は加盟国の持ち回りとなっておりました。参加者には胸に国名の入ったプレート(我々なら「JAPAN」)を付け…
車で事故って同乗の息子昏睡状態にしてしまい、罪の意識でテンパリまくった母ちゃんが環境変えようと田舎の中古家屋購入したら難あり物件で大騒ぎ。 「ロスト・ボーイ 死霊の館」(2008年/Melanie Orr監督) 切り詰め放題切り詰めたカナダ産の超低予算ホラ…
環境破壊で異常気象で土地荒れ人荒れ力が正義。毎度お馴染みマッドマックス的近未来終末絵巻。ちょっと違うのは、 主人公がムエタイベースの総合格闘家(設定が、じゃなくて現実に)で女性。 絵面が完全に西部劇 の2点でしょうか。 「レッド・ハンター」 (2…
『お前の父親でよかった…』 (Proud to be your dad.) 北アイルランド。少年刑務所で歳を重ねて、一般刑務所に移送となったエリック・ラブ(ジャック・オコンネル)。囚人番号C9487WB。19歳。 年院での度重なる暴力沙汰が祟って、最重要監視対象として独房…
『シカゴに行っているはずだったのに!』全く以て、友人・同僚はマトモな人間を選びたいものです。今、リメイクしたら、本作の主人公なんか真っ先に喰われる役回りだと思います(「ザ・フィースト」みたいに)。 「巨大生物の島」(1976年/バート・I・ゴー…
80年代に「うろつき童子」が先鞭をつけ、今や立派なエロジャンルのひとつとして確立された《触手もの》。邦題とは言え、そのまんまのタイトルを冠した本作。ついた肩書は「SF」「エロティック」「ホラー」。全部かすってはいます。だから嘘ではありません。…
拉致られて 気づけば深い 森の中 マスク男と 刺しつ刺されついきなり一首詠んでしまいましたが、まあ、そんな感じのオーストラリアン・ホラーです。 「フューリーズ 復讐の女神」 (2019年/トニー・ダキーノ監督) 何者かに拉致られたケイラは箱詰めにされ…
『訃報はニュースで報じられるが、長さは2分もない。45秒だ。お前たちは45秒だけ英雄になれる。僅か45秒だ!』見張りが眠れば全員が死ぬ。その訓示。『死んだら眠る事もできない。食事もできない。家族の元に戻って寛ぐこともできないんだ』だから… ここはイ…
惨劇の館に訳アリ家族が越してきて酷い目に遭う…手垢が堆積して地層になって地学部大喜びな家ものホラー。 「呪怨館」(2014年/マック・カーター監督) 清々しいほどに捻りのないタイトルですが、原題も「HAUNT」で負けず劣らず。HAUNT-HAUNTED-HAUNTINGの3…
いやあ、久しぶりに穴だらけ、いや、穴しかない脚本に出会いました。ひとつの穴がデカすぎて、パッと見、それが穴なのかどうかも判然としません。平地だと思って歩いていたけど、カメラが引いたら巨大なクレーターの中だった、みたいな感じ。僥倖と言ってい…
10月31日。ハロウィンです。マイケル・マイヤーズの日です。まずはコロナのせいで公開がまるっと1年滑って転んだ最新作から。 「HALLOWEEN KILLS(の予告編)」 (2021年/デヴィッド・ゴードン・グリーン監督) 僅か30数秒のティーザーですが、前作終了直後…
『今、世界には5億5000万丁の銃がある。ざっと12人に1丁の計算だ。問題はひとつ。どうやって残り11人に銃を渡す?』 There are over 550 million firearms in worldwide circulation. That's one firearm for every twelve people on the planet. The only q…
HELL IS REAL(地獄はある) 寂れた住宅街に建てられた看板。嫌ぁな標識。『いくつになっても人生やり直せる?』 『勿論だ。君の人生は先が長い。3度でも4度でもやり直せる』 それ、フラグじゃないですよね? 「ガルヴェストン」(2018年/メラニー・ロラン監…
ホイス・グレイシーにブラジリアン柔術を学び、ついでに空手とジークンドーと詠春拳のトレーニングも重ね…。いやもう混ざって違いが分からんだろニコラス・ケイジ。ここに「ザ・レイド」のハリウッド・リメイク版に主演する(つまりシラットを会得した?)フ…
本編僅か70分(Amazon Primeバージョン。IMDbだと78分)。もう若くない殺し屋の悔恨と贖罪の一夜を超低予算で。Vシネかよ!なランニングと題材ですが、これがなかなかいい感じ。 「ロストマン」(2014年/エーリッヒ・ケンプ監督) 原題はPALMDALE。パームデ…
誰とも会話せず、1日中モニター睨んでいると精神病むぞ~と言う一足早い在宅勤務への警鐘です…多分。 「EXO《エクソ:地球外侵略者》」 (2016年/クリスティアン・パスクァリエロ監督) 謎の地球外生命体EXOの攻撃を受け人類の95%が死滅して57年。生き残っ…
昨年3月18日にご紹介したダニー・トレホの新作SFホラー・アクション「BULLETS OF JUSTICE」(カザフスタンとブルガリアの合作)のレッドバンドトレーラーが公開されました。英・独・伊とかは昨年公開済ですが、米国は来月15日公開みたいです。★世界観と主な…
防弾ベストを着た二人のガンファイターが至近距離で実弾撃ち合い弾き合い。防弾部分以外を撃つのは反則(即反則負け。掛け金没収)。予め指定されたスタンドエリアから出たり倒れたりして5カウント(ローカルルールでは10カウント)以内に続行の意思表示がで…