デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【ゾンビ退治のルールはひとつ】テリトリー・オブ・ザ・デッド【頭は撃つな】

『銃はT70単発式アサルトライフルだ。破ってはならんルールがひとつある。絶対に相手の頭を撃たないこと

結婚式を間近に控えたサムのために企画されたバチェラー・パーティは「ゾンビ・サバイバル」。

森の中で次々襲い掛かるゾンビ(に扮した元軍人)をペイント弾で倒していくスリリングな(馬鹿野郎な?)ゲームです。


参加者の中にはサムの義父になるジェラルドも。

臆病であれこれ吹っ切れないサムと自称元ネイビーのジェラルドは何かと相性がよろしくない。この機会にいい所を見せて印象を変えたいサムでしたが…。

森の中には不幸な偶然という魔物が棲んでおりました。

「テリトリー・オブ・ザ・デッド」(2018年/ベン・ケント監督)

ネタバレになってしまいますが、やはり礼節としてこれだけは言っておかねばなりません。本作「オブ・ザ・デッド詐欺」です。

原題は「FUBAR」。Fucked Up Beyond All Recognitionの略語で ”どうしようもない程にめちゃくちゃ(クソッタレ)な状態”を指すそうです(「プライベート・ライアン」にも「FUBARな任務だ」なんて台詞があるようなので、軍事スラングとしても一般的なんでしょう、多分)。

ゾンビに襲われてパニクったサムが事故(?)で相手を殺してしまったのを皮切りに、偶然と不幸と不注意が折り重なって死体が次々。

一緒にいた友人たちが、薬中(精製もする)、アル中、軍事オタク(しかしコンパスも読めない)、企業弁護士とかだったりするので、頭の悪い方へ悪い方へと舵を切ってもはや「ゴメン」じゃ済まない状況に。

ボンクラ野郎と世界一不幸なゾンビ。


ゾンビ側が全員元軍人(入隊理由が大手を振って人殺しができるから、というサイコ集団)だった事が話を加速度的にややこしくし…。

こっちちはこっちで警察なんぞに介入はさせん、皆殺しだ状態で第2ラウンドスタート。

という質(タチ)の悪い冗談が折り重なるホラー・コメディです。

この「質の悪い」(ちょっと笑う事に抵抗がある)部分を受け入れられるかどうかで評価が「×」か「〇寄りの×」になるかが決まりそうです(ってどっち転んでも×なんかい!?)。

おまけ


薬大好きチーズがお宝を発見した瞬間。


まばゆい光に包まれて「歓喜の歌」が流れた時は不覚にも笑ってしまいました。

★ご参考【出来はさておき、取りあえず詐欺ではない(ゾンビが出て来る)「オブ・ザ・デッド」ものをひとつふたつみっつよっつ】

 

 

 

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