2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧
駄目な予感しかしない作品にちょっとマトモな所があると期待値ギャップから評価が甘くなってしまいがちですが、これもそんな1本。「ニンジャvsミュータント・ゾンビーズ」(2014年/リロイド・リー・バーネット監督)もうタイトルからして(笑)。原題は「NI…
疎遠だった母の死、相続した屋敷、封印された幼少期の記憶…個々のアイテムに目新しいものはありませんが、観せ方が独特。 ゆったりまったりした流れで魅せる英国産雰囲気系視覚派ホラー。 「フクロウ男の呪い」(2013年/Lawrie Brewster監督) イギリスで教…
『さぁね。亜玖璃よくわかんない。でも優先すべきは自分の気持じゃないかな? ていうか雨野っちってそういう大事な事も他人の意見で決めるつもりなわけ?』 どうも今期のトレンドは“恋愛マスター”みたいです。本作の恋愛マスターは亜玖璃。 『恋ってするも…
予兆描写無しで即災厄(海面上昇→大洪水)という展開はある意味天晴れ。 まあ、本編最大の災厄は冒頭に移るASYLUMの文字だったりするのですが…。 「アポカリプス・ナウ」(2012年/ピーター・ガイガー監督) バチ当たりにも程がある邦題だ…(原題は「40DAYS…
『あ、私だけど…えっとね…す、好きだから!私もずっと好きだったから!これからも一緒にいてね!』 ギャルと言えども中身は乙女。世界は純情に満ちている。 「アホガール(8ふさ目/天使のような!アホガール)」 (2017年8月22日TOKYO MX放送/清水空翔&…
トラッシュの殿堂というものがあるのなら、本作は間違いなく永久保存指定でしょう。 これに比べたら「宇宙から来たツタンカーメン」なんか超真っ当な芸術映画です。 「ザ・ダーク」(1979年/ジョン・バッド・カードス監督) ロサンゼルスで起きた連続猟奇殺…
「もっとトシを!」「さらにトシを!」に続く田原俊彦三部作完結編。 「必殺始末人Ⅲ 地獄に散った花びら二枚」 (1997年/松島哲也監督) 1作目2作目の監督、石原興は定位置“撮影”に戻ってのシリーズ最終弾。 敵役に平泉成、寺島進を配した豪華版です。脚本…
『…絵は? 絵の方は進んだの?』 『あー…それが、なかなか筆が乗らなくてね』 『私は芸術のことなんて教科書以上は知らないけど。 お父さんは本当に画家なの?』 『それを言われると辛いね…絵で食べられてる訳じゃないからね。でも…』 『食べられる、食べら…
摩天楼を翔けるアステカの蛇神。 「空の大怪獣Q」(1982年/ラリー・コーエン監督) QはQuetzalcoatl(ケツァルコアトル)の頭文字。アステカ神話の文化神・農耕神であり風の神。古代ナワトル語で「羽毛ある蛇」(ケツァルが鳥の名前、コアトルが蛇)を表…
天道×雨野、雨野×亜玖璃、上原×星ノ守、上原×天道…。 不幸な偶然と足りない言葉が誤解を生み、誤解が妄想を生み、妄想はあらゆる方向に無秩序に翼を広げ、もはや各々の脳内では現実を景気よくフライングした別の物語が百花繚乱。 全滅エンドのフラグは完璧……
俳優のソニー・ランダムがお亡くなりになりました。 8月17日。鬱血性心不全。76歳。 ソニー・ランダムという名前を聞いてぱっと顔が思い浮かぶ人は少ないと思いますが、「プレデター」(1作目)のビリーと言えば「ああ!」となる人は多いのでは。 ダッチ(…
ゴジラ初のアニメ化作品「GODZILLA 怪獣惑星」の予告編が公開されました。 現代を舞台にしているものと勝手に思っていましたが、かなり大胆な建て付けになっているようです。 「GODZILLA 怪獣惑星(の予告編)」 (2017年/静野孔文、瀬下寛之監督) ゴジラ…
『もしかして俺のこと…恋愛マスターだと思ってる?…アタリ☆』 恋に悩んだら、迷ったら、行き詰ったら…恋愛マスターに訊け! 「徒然チルドレン/第7話・全部熱のせい」 (2017年8月15日TOKYO MX放送/牧野友映演出) 今回はアホガールと主客転倒。ヒーリング…
イーライ、資産の喰い潰し。 「キャビン・フィーバー リブート」(2016年/トラヴィス・Z監督) 監督は「チレラマ」のプロダクション・デザインやった人ですね。オープニングが音楽ともども「シャイニング」(リスペクトと言うよりはあざとい丸パクリ)。200…
1作目から数えて14年。その間に監督と主演女優がデキて、結婚して妊娠して出産して子供が育って母娘共演。 ハッピーライフ満喫だなミラ。 「バイオハザード:ザ・ファイナル」 (2016年/ポール・W・S・アンダーソン監督) 前作ラストで「ここが俺たちの最…
God? There is no god. It's a joke. 『神様? そんなものはいない。あれはただの冗談だ』 盲目の年寄り相手に一仕事、楽勝だったはずなのに。 「ドント・ブリーズ」(2016年/フェデ・アルバレス監督) 個人的には残念無念な仕上がりとなった「死霊のはらわ…
『散る桜…残る桜も…散る桜だ。それでいいじゃないか』 恒例8月15日。今年とりあげるのは、 「男たちの大和/YAMATO」(2005年/佐藤純彌監督) 戦艦大和の水上特攻に関するエトセトラ。色々と言われている作品ですが、冒頭で仲代達矢が幻視する大和の正面雄…
又聞き話で恐縮ですが、知り合いがとあるアパートに引っ越した時の話。台所シンク下の収納扉開けたら、中に指輪と包丁が並べて置いてあったそうです。残置物って(それが何であれ)何か不気味ですよね。 「シャドウ・チェイサー」(2016年/オレグ・アサドゥ…
Did I just die?(アタシ…死んでた?) 死体蘇生に憑りつかれた研究者たち。遂に成功した!と思ったらすげー副作用で大騒ぎ。 「ラザロ・エフェクト」 (2015年/デヴィッド・ゲルブ監督) ラザロってのは死体蘇生の血清の名前。埋葬4日後にイエスが蘇生さ…
♪夏は頭のネジを甘くするわ、ご用心! などとOver50限定の歌を口ずさみたくなるほどアホ満開。 夏にはアホを増殖させる何かがあるのでしょう。最早アホ以外の人間を探すのが難しくなっています。 「アホガール/6ふさ目・暑い夏だ!アホガール」 (2017年8月…
俳優、スーツアクター、スタントマンの中島春雄氏がお亡くなりになりました。 2017年8月7日。肺炎。88歳。 肺炎かあ。私も6月にマイコプラズマ肺炎なんてお洒落なものに罹りましたが、死んじゃうんですね。歳をとると。そんなことでも。 中島春雄と言えば何…
公開当時に見逃して、以来(駄目駄目という世評を耳にしつつも)観てみたいと思っていた作品をようやく観ることができました。 「クラッシュ!」(1976年/チャールズ・バント監督) 自動車事故に憑りつかれた男女の話でも差別にまつわる群像劇でもありませ…
So, what's the plan? (で、作戦は?) I'm going in to get them. (中に入って奴を殺る) ...You call that a plan? (それが作戦?) That's all I need. (必要な全てだ) お前は「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」のリィエルか?(笑) 「パニッシャー…
前回の滅茶ぶつけ修羅場がどう展開するのかと期待しておりましたが、何と4話はINTERMISSION。ポンコツヒロイン天道花憐の番外編でした。 これはひょっとして、このような見せ場を差し込んでおかないと忘れられてしまう危険があるくらい今後の出番が少ないと…
イーライ・ロス×ブルース・ウィリスで「狼よさらば」。 この何ひとつイメージの繋がらない取り合わせが吉と出るか凶と出るか。 「DEATH WISH(の予告編)」(2017年/イーライ・ロス監督) ブルース・ウィリスの役名は当然ポール・カージー(この時点で違和…
終わらせたくない…こんな楽しい時間…一回こっきりで終わらせられるか! 教会ライブがクライマックスなのかと思いきや、早々に目標達成してしまいました。 「天使の3P/第4話・この世はすべてロックンロール」 (2017年7月31日TOKYO MX放送/河原龍太演出) …
英国の新聞The Guardianのサイトが「Carpentersのベスト・ソング TOP10」を発表しました。 Yesterday Once More…Only Yesterday…ん? ああ、カーペンター「ズ」か。 てっきりジョン・カーペンター・サウンドのランキングかと。 カーペンター・ベスト・ヘッ…
冒頭、何か色々あって人類ほぼ滅亡。いいんです、原因なんか。 要するにウィルスか何かが蔓延してゾンビ化した感染者が人間喰い散らかして終了。喰い尽くしたら自分たちも餓死して終了。 生き残ったのは大人二人に子供ひとり。 「ハーモニー・オブ・ザ・デッ…
「私は…私は…私は家畜じゃない! 私は人間だ!」 蛇喰夢子×早乙女芽亜里。最凶×最恐。 混ぜるな危険。 「賭ケグルイ/第5話・人間になった女」 (2017年7月29日TOKYO MX放送/後藤康徳演出) 第4話「家畜になった女」の続編かと思いきや、エピタイからブラフ…
ジェフリー・ダーマーの高校時代を描いた「My Friend Dahmer」の予告編が公開されました。 曼荼羅畑読者の中で『ジェフリー・ダーマーって誰?』という人は恐らく少数派でしょう。 1978年から1991年の13年間に17人の青少年を殺し、犯し、バラして喰った全米…