デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【ビンタもキスも】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん #4【ご褒美です】

『今、他の女のこと考えてた?』

(マズイマズイマズイ!昔の女のこと考えるとか告白イベントでラブコメ主人公がやっちゃいけない事ランキング第2位じゃねーかー!)

♪アーリャアイは透視力、アーリャビンタは破壊力、アーリャ握力は岩砕き、アーリャキッスは頬溶かす。

因みに「告白イベントでラブコメ主人公がやっちゃいけない事ランキング」第1位は「告白を聞き返す」だそうです(今なんか言ったか!?)。


「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん/第4話・溢れ出す想い」(2024年7月24日TOKYO MX放送/原口浩演出)

生徒会書記マーシャの「生徒会夢の国化計画」を水際で阻止し、改めて会長から生徒会勧誘を受ける久世政近。

恐ろしい計画であった…。


動機なんか不純でいいという会長の言葉に「考えてみます」。

一旦、生徒会室を後にした政近ですが、「野球部とサッカー部の揉め事の仲裁」に行ったと言うアーリャが気になって部室棟へ。

揉め事とはグランドの占有権。政近の予想通り現場は修羅場。互いに大会を控えた両部は一歩も引かず。誰もアーリャの言葉に耳傾けず。白熱炎上。


こうなったら手の施しようがない。これも経験と踵を返そうとした政近の耳に飛び込んで来たアーリャの言葉。

『Помоги мне(助けてよ)』


政近にしか届かない、いや政近にしか受け取れないSOS。何と不器用な。だからひとりぼっちなんだよ。ああ、わかったよ。

『どーもー、お取込み中にすみません。生徒会から応援に来ました。生徒会庶務の久世政近です』

名乗ってしまった。もう部外者ではいられない。

関係者の人間関係を巧みに利用して「三方一両得」な落としどころに誘導し、丸く収めた政近。会長の再確認に改めて

『不肖、久世政近、生徒会の末席に加わらせて頂きます』

アーリャから観れば政近の生徒会入りは、現広報の周防有希を支えて会長選に挑むという図式に。

だったら(周防有希を会長に推して自らは副会長になるつもりだとしたら)どうする?会長になるのは諦めるのか?という政近の問いに

『いいえ、私は必ず生徒会長になる。たとえあなたが相手でも絶対にあきらめたりしない!』


『そうか。なら、俺がお前を生徒会長にしてやる』

『え!?』


『お前が望むなら、全力で生徒会長にしてやる。これ以上ひとりにはしない。これからは俺が隣でお前を支える。だから…黙ってこの手を取れ!アーリャ!』

 


この時、コミカライズで挿入されるアーリャのモノローグは結構大事。

全部わかってるんだ。「助けて」も「一緒に戦って」すらも言えない私を。だからただ対等なパートナーとして、この手を取れと。

『ありがとう…Я тебя люблю!

アーリャの最後の一言に遠い日の憧憬…夕暮れの公園で出会った金髪の少女の思い出が政近の脳裏に。

(マジか!? 俺の中にまだこのような感情があったのか…)

しかし、その回想は悪手。

『今、他の女のこと考えてた!?』

『な、何で分かる!?』


更に考えてた女が予想候補1位の周防有希ではなく別の女だったという悪手重ね焼き。

『久世君、許して欲しいなら黙ってこの手を受け入れなさい!』


お仕置きか、ご褒美か(勿論ご褒美だ!)。

決め台詞吐く時に他の女の事を考えてはいけませんね。

別れ際、アーリャが政近の右頬にチークキス(いや今チュって音したろ)。

コミカライズではビンタされた左頬にしていたので感覚的に頬か唇が判断できなかったというオチになっていましたが、アニメでは無傷の右頬。だったら感触で分かるだろ政近。


今回のEDはなんとハレ晴レユカイ。個人的予想は(お話の内容から)「感じてナイト」(レイジー)あたりかしらと思ってましたがまさかのビッグタイトル。ご褒美感が半端ありませんでした。

 

 

 

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