2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
刑事ドラマの話が出たので、ちょっと横道。 刑事ドラマと言えば「西部警察」! 「西部警察」といえばショットガン! 所轄がショットガンぶっ放してる段階でこの世のものとは思えない番組ですが、使い方も負けず劣らず滅っ茶苦茶。 大門部長刑事の銃はどう見…
ケーブルテレビで刑事ドラマを景気良く放送しているチャンネルがあります。タイアップと大爆発で出来ている某番組を見ながらふと思いました。部署別対抗戦(何のだよ?)やったらどこが一番強いのか。「放送期間を限定しない」という条件付きではありますが…
最悪、1,2曲で終わってしまっても仕方がないと覚悟しておりました。「マイケル・シェンカー・グループ来日公演」(2008年8月28日/中野サンプラザ・ホール)しかし杞憂。思いのほかマイケルは調子上向きで、実に機嫌良く、景気良く名曲の数々を披…
成長促進ホルモンを人体に使用したら、胎児が1ヶ月でバーバラ・カレラに! 万歳! しかし、これが悪夢の始まり。 「エンブリヨ」 (1976年/ラルフ・ネルソン監督) 同監督が68年に撮った「まごころを君に」(「アルジャーノンに花束を」の映画化ね。…
『この水がお前を楽ぅにしてくれる。生まれ変われ。俺みたいに』 「女優霊」を起点として、「リング」「呪怨」あたりを完成形と見る向きのあるジャパニーズ・ホラーですが、頂点に存在するのはこれ一本だと思います。 「CURE(キュア)」(1997年/黒沢…
絵に描いたような「エクソシスト」(一部「ローズマリーの赤ちゃん」)のパクリ企画ですが、そこはイタリア、ただのパクリじゃありません。 「レディ・イポリタの恋人/夢魔」(1974年/アルベルト・デ・マルチーノ監督) 感謝祭で盛り上がるローマ。キ…
原典:小松左京、原作:筒井康隆、監修:実相時昭雄、出演がTV版日本沈没の村野武範&映画版日本沈没の藤岡弘、・・・物凄い面子です。ただ、作ったのは叶井俊太郎&河崎実・・・凄まじいギャップです。 「日本以外全部沈没」(2007年/河崎実監督) 毒放…
ずっしりした手応え(735グラムありました←量ったのかよ!)。 「ホテルに置いてある聖書みたいだな」 確かに、これは「聖書」です。 悪魔のいけにえプレミアム・コレクションDVD-BOX5枚組(9,800円) 去年出た3枚組「コンプリート・ボック…
な、何故、こんなかっちょいい映画がDVD化されんのだ! 「探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!」 (1982年/リチャード・T・ヘフロン監督) ご存知ミッキー・スピレーンの原作を、こともあろうに「悪魔の赤ちゃん」のラリー・コーエンが脚色。 主演は、…
『スカし方は一流だな、おっさん』 『てめえの面は二流以下だな、坊や』 破綻×破綻=絶妙なバランスという脆弱さが魅力の映画です。 「ヨコハマBJブルース」(1981年/工藤栄一監督) お話は「探偵物語」ですが、テイストは「野獣死すべし」×「傷だらけの…
何を作っても非難確約なのに、よく引き受けたなあ。それだけでもこの監督の仕事は賞賛に値します。 「2010年」(1984年/ピーター・ハイアムズ監督) 前半、つまり宇宙に行くまでの描写は殺人的に退屈。 世界平和というテーマの伏線と言えば伏線ですが、テン…
恐らくこの映画をビデオで観た人の多くが、観終わった直後、最初の殺人シーンを見直したでしょう。 そして、『うあ、本当だ!』と驚いたことでしょう。見事なトリックです。 「サスペリアPart2」(1975年/ダリオ・アルジェント監督) 作られたのは「サスペ…
原色幾何学魔女ホラーの傑作「サスペリア」(1977年/ダリオ・アルジェント監督)をナタリー・ポートマン主演でハリウッド・リメイク?! な、なんですとぉ!? 確かに別の監督が撮れば、不合理なカット(下水溝のアップを何度も挿入するとか、スージーがトゥ…
会社近くの歯医者に行ったら、BGMでカヴァティーナが。 『あ、ディア・ハンターの曲ですね』 『おお!ご存知ですか、この曲!いやあ、いつか来ると信じてましたよ、あなたみたいな患者さんが!』 看護師のお姉さん『よかったですね、先生。お友達が見つか…
無骨なまでに簡素な邦題「ウエスタン」も捨て難いですが、この映画に限っては原題(英題)の方がしっくりきます。 ONCE UPON A TIME IN THE WEST (1968年/セルジオ・レオーネ監督) 昔、西部で・・・。ヘンリー・フォンダ、チャールズ・ブロンソンを差し置…
いつまで続く縮小再生産。でもオリジナル1作目は面白かったぞ。 「呪怨(ビデオ・オリジナル版)」(1999年/清水崇監督) 「最終絶叫計画4」でおちょくられるに至って完全にギャグになってしまった白塗り猫少年。初めて観た時は怖かったんだけどなあ。 V…
予てより8月15日のレビューはこの作品にしようと心に決めておりました。 「日本のいちばん長い日」(1967年/岡本喜八監督) ポツダム宣言受諾と玉音放送にまつわる24時間。喧嘩を始める時に比べ、終わらせるのが如何に難しいか。 「もうあと二千万、日…
同じトラック映画なら「トランザム7000」を推す、という人が多いようですが、何をおっしゃいますやら。断然こっちでしょ。 「コンボイ」(1978年/サム・ペキンパー監督) 話が平板とか、スローモーションにキレがないとか、そんな事どうだっていいじゃない…
『神輿が勝手に歩ける言うんなら、歩いてみないや!おう!?』右も左も不祥事、失態、嘘、言い訳。こんな時、胸のすく啖呵は一服の清涼剤。前出の啖呵は「仁義なき戦い」で坂井哲也(松方弘樹)が山守組長(金子信雄)に放った一言。その坂井の葬儀会場に普段…
拳銃なくした刑事の受難の一夜。 「PTU」(2003年/ジョニー・トー監督) PTUはPolice Tactical Unitの略で「香港警察特殊機動部隊」。主な任務は巡回と騒動の鎮圧、要するに警邏です。 良く言えば、拳銃を紛失した組織犯罪課の刑事と彼を助けようと奔…
通販オンリーだったカルト作がまさかの廉価版で再登場。 偉いぞ、ユニバーサル。 「ウィッカーマン」(1972年/ロビン・ハーディ監督) 絶海の孤島サマーアイル島にスコットランド本土からひとりの警部がやって来た。目的は行方不明の少女の捜索。『私は警部…
4月2日に1回取り上げてますがDVD再発したんで即買い&再見。いやあ、堪らん、やっぱ傑作だ。 「ニューヨーク1997」(1981年/ジョン・カーペンター監督) あらすじはこちら↓参照。 カート・ラッセル筆頭に、「夕陽のガンマン」リー・ヴァン・クリ…
『俺の指紋は指じゃねえ。俺は今やつの体の中に俺の指紋をたんまりと残してきた。それを捨てただけのことさ』 「AGAIN」から23年。DVDはおろかビデオテープにもなっていない幻の映画を最近ようやっと観ることができました。偉いぞWOWOW。 「…
会社の同僚がアイルランド留学のため退職しました。「あいるらんど? IRAに入ってテロリストにでもなるのか?」「ビジネス留学ですよ。日本人生徒、私だけなんで、これが日本だ!みたいな、一発で日本を分かってもらえる映画のDVD持っていきたいんです…
普段は「ホラー・テラーで皆殺し」な私ですが、実は青春映画も大好きで。同じ青春ならむさい男より華やいだお姉ちゃん。という訳で、「リンダ リンダ リンダ」(2005年/山下敦弘監督)学園祭目前、「ギター骨折」「ボーカル脱退」という逆境二重奏に見舞わ…
『こいつはよ、桃子はいつだって一人で立ってんだよ。自分で決めたルールだけを信じて。群れなきゃ走れねえあんたらとは格が違うんじゃボケェ!』 茨城の田舎町を全国区に押し上げた侠気映画の傑作です。 「下妻物語」(2004年/中島哲也監督) 関東に住んで…
美女!銃撃!日本刀!クンフー!最高ですか?最高です! 「クローサー」(2002年/コリー・ユン監督) スー・チー、ヴィッキー・チャオ、カレン・モクという台湾・中国・香港を代表する美女3人(カレン・モクも美女だ!)が、蹴る!撃つ!斬る! しかも!最…
うむむ、これは・・駄目な人は5分でリタイヤかも。「立喰師列伝」(2007年/押井守監督)押井のライフワーク「立喰師」を狂言回しに戦後昭和史を浮き彫りにしようという野心作・・・なのですが。全編を漢字多用・論文横行なナレーションが覆うという押…
その出自を辿れば「トゥルー・ロマンス」と義兄弟、いや一卵性双生児の関係にあるはずなのですが、流石オリバー・ストーン、タラの原案を塵も残さず叩き壊して100%俺様映画にしちゃいました。 「ナチュラル・ボーン・キラーズ」 (1994年/オリバー・ストー…
『お礼に何を』 『俺が死んだら情けを』 フィルムノワールにだってこんな台詞出て来ません。 「過去のない男」(2002年/アキ・カウリスマキ監督) 出稼ぎ先のヘルシンキでオヤジ狩りに遭い、記憶をなくした男。行き着いた先は貧乏人が違法占拠するコンテナ…