デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

映画音楽/サウンドトラック

サントラ百人一首番外編~オリジナルサントラCD製作の思ひ出

ふた昔ほど前。世界が2度目のミレニアムを迎えようとしていた頃。某コンビニ(最早日本国内でその看板を拝むことはできません)が2000年到来を記念したキャンペーンを計画。名付けてミレニアム・キャンペーン。その景品のひとつとして「オリジナルCD(シング…

7月12日はローリング・ストーンズ記念日。サントラ百人一首18 フルメタル・ジャケット/黒くぬれ!

『俺はクソッタレな世界にいる。そうさ。 だが生きている!もう何も恐れはしない』 (I'm in a world of shit . . . yes. But I am alive. And I am not afraid.)隊列を組んだ男たちが行く。海兵隊の望み通り殺人者となった男たちが行く。ロボットではなく…

追悼:エンニオ・モリコーネ

作曲家、エンニオ・モリコーネがお亡くなりになりました。7月6日、転倒による大腿骨骨折の影響と合併症のためローマの病院にて。91歳。私らの世代にとってモリコーネ節は血であり肉であり、音楽に於ける梶原一騎のような存在になっています。代表曲なんてそ…

まずは左へジャンプ!サントラ百人一首17 ロッキー・ホラー・ショー

Let’s do the Time Warp again! 世にサントラは星の数ほどありますが、音と映像が見事にシンクロしている(曲を聞けばそのシーンが鮮明に蘇る)アルバムはそう沢山はありません。これはそんな貴重な1枚。 ロッキー・ホラー・ショー THE ROCKY HORROR PICTURE…

監督の 意向を無視して お薦めを。サントラ百人一首16 ゴーストワールド

『本物のデルタ・ブルースをお見舞いするぜ!』 (We gwine play you some authentic, way-down-in-the-delta blues to rock your world! ) 久しぶりにサントラ百人一首を。今回取り上げるのは、 「ゴーストワールド」(2001年/テリー・ツワイゴフ監督) …

プロレスもメタルも映画もプログレも。クラシックロック探訪24 エマーソン、レイク&パウエル

最近、ケーブルつければ「昭和のプロレス名勝負」、本屋に行けば「昭和のプロレス裏話(暴露本とも言う)」が目白押し。特に蝶野がMCを務めるテレ朝の「俺の名勝負ベスト5」は、ぶっちゃけトークと相まってなかなかにマニアック。という訳でどうしても聴く機…

ボレロ、それは円環の理。 追悼:ミシェル・ルグラン

作曲家、ミシェル・ルグランがお亡くなりになりました。1月26日。パリの自宅にて。86歳。昨年11月のフランシス・レイ(奇しくも86歳)に続く大作曲家の死去。この二人を結びつけるものと言えば、 「愛と哀しみのボレロ」 (1981年/クロード・ルルーシュ監督…

サントラ百人一首⑮ ラブ・マシーン/ミラクルズ@コヨーテ・アグリー

例によって中華屋で麻婆茄子なんぞつついておりましたら、店内放送で ♪ダダダ、ダ、ダダ、ダダダダ、Oh, yeah というソウルフルなイントロが。おっとこれは1976年ミラクルズの大ヒット曲「ラブ・マシーン」ではないか。スモーキー・ロビンソンが抜けた穴をビ…

クラシックロック探訪16+サントラ百人一首14 世界に捧ぐ|We Will Rock You/クイーン

『エアロスミスはメディアのお気に入りだ』と看破したのはロニー・ジェイムス・ディオ。 これに倣えば『クイーンは広告代理店のお気に入りだ』という事になりましょうか。 「Don’t Stop Me Now」でも流しておけば、商品が車だろうがビールだろうがコーヒーだ…

サントラ百人一首⑬ ゾンビ/ゴブリン

「ゾンビ」の3バージョン[ドイツのマニアが作った最長版とBGMがサスペリアに差し替えられた木曜洋画劇場版を入れれば5バージョン]で何が好きかと問われれば、バランスの良さで「米国公開版」と応えます。 ただ、オープニングだけで言えばぶっちぎりでヨー…

サントラ百人一首⑫ スパイ大作戦 そして追悼:大平透

『おはようフェルプス君~そこで今回の君の指名だが~例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで。尚このテープは自動的に消滅する。成功を祈る』 ご存知「スパイ大作戦」の司令テープ。吹き替…

サントラ百人一首⑫ ダークナイト/ザ・ブラスターズ@フロム・ダスク・ティル・ドーン

ロードマップ1枚入手するために雑貨屋の兄ちゃんと保安官殺した挙句、店を爆発炎上させて去っていく愉快な兄弟、ゲッコー・ブラザーズ。 ご存知「フロム・ダスク・ティル・ドーン」の冒頭部。 軽快でいながら、二人の行く末も暗示するようなオープニング・テ…

サントラ百人一首⑪ 雷神/キッス@ハロウィン

ブルー・オイスター・カルトの『死神』、コーデッツの『ミスター・サンドマン』。 オリジナル「ハロウィン」シリーズで使われ、2007年のリメイク版でも流れた名曲。しかし、ただ元ネタを再利用するだけでは監督ロブ・ゾンビの名がすたる。 ロブの好みが爆発…

サントラ百人一首⑩ チューブラー・ベルズ/マイク・オールドフィールド@エクソシスト

曲の冒頭がほんの僅か。たったそれだけなのに作品のカラーを決めてしまう程のインパクト。 道行くシスターの衣装をはためかせる風にすら禍々しい物を感じてしまう名曲。作品は「エクソシスト」。曲は勿論、 チューブラー・ベルズ/マイク・オールドフィール…

サントラ百人一首⑨ スカイ・ハイ/ジグソー

この曲をサントラとして認識している人が果たして何人いるでしょうか。 昭和のプロレス者にとっては、千の顔を持つ男、仮面貴族ミル・マスカラスの入場テーマとして記憶されているはず。その曲とはご存知、 スカイ・ハイ/ジグソー 元々は1975年の香港・オー…

サントラ百人一首番外編。 聖地エルサレム/エマーソン、レイク&パーマー@地球に落ちて来た男[追悼:デヴィッド・ボウイ]

デヴィッド・ボウイがお亡くなりになりました。 2016年1月10日。69歳の誕生日の二日後。癌。 曼荼羅畑での登場は極めて控え目。主演作「ハンガー」とOPに“I'm deranged”が使用された「ロスト・ハイウェイ」を紹介したことがあるくらい。 ボウイでまず思い浮…

サントラ百人一首⑧ マイ・ウェイ/シド・ヴィシャス@ゾンビ革命

I've traveled each and every highway And more, much more than this I did it MY WAY. シナトラを起点にして一体何人のシンガーが語り継いできたか分からない名曲「マイ・ウェイ」。 オリジナルはフレンチ・ポップスだそうですが、この曲に関してはシナト…

サントラ百人一首⑦ フリー・バード/レーナード・スキナード@デビルズ・リジェクト

♪If I Leave Here Tomorrow Would You Still Remember Me 満身創痍で車を走らせる“悪魔も見放す”極悪家族。 ハンドルを握るのは長兄・オーティス・ドリフトウッド(ビル・モーズリィ)。後部座席には妹・ベイビー・ファイアフライ(シェリ・ムーン・ゾンビ)…

サントラ百人一首⑥ サタデーナイト・スペシャル/レーナード・スキナード@ロンゲスト・ヤード

Mr. Saturday night special (Mr.サタデーナイト・スペシャル) Got a barrel that's blue and cold (手にした銃身は蒼く冷たく) Ain't no good for nothin' (全く以って無用の長物) But put a man six feet in a hole(でも、大の男を墓穴に放り込む)…

サントラ百人一首⑤ 反逆のテーマ/リズム・ヘリテイジ@特別狙撃隊SWAT

『♪Hmm~Hmm~Hmm~Hmm~Hmm』 『Stop Humming That Song!』(その曲のハミングはやめろ!) 「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」の心温まるひとコマですが、ウィル・フェレルがハミングし、マーク・ウォールバーグがキレた“その曲”とは、 反逆のテ…

クラシックロック探訪7×サントラ百人一首4 SATORI/フラワー・トラベリン・バンド@実録・安藤昇侠道伝 烈火

ジョー山中のシャウト一閃。夜の街をダブル・ベレッタで駆け抜ける山口祥行。鉛弾喰らい続けながら山口の首を絞めにかかる内田裕也。そして内田の断末魔を“受信”する竹内力。 爆音で流れる音楽は、 SATORI/フラワー・トラベリン・バンド 1971年4月25日発売…

サントラ百人一首③ Heat Of The Moment/ウィリー・デヴィルinクルージング

怪しい地球の歩き方。ニューヨーク、クリストファー・ストリートを歩く時はハンカチの色にご用心。 『The blue hankie means blow-job. You have one hanging out of your left pants pocket means you want ablow-job. A blue in the right rear pocket is …

サントラ百人一首② ボヘミアン・ラプソディ@ウェインズ・ワールド

『諸君…ボヘミアン・ラプソディだ』 (I Think a Little Bohemian Rhapsody, Gentlemen.) おもむろにテープを取り出してカーステへ。流れるアカペラはご存じ、 「ボヘミアン・ラプソディ」byクイーン 75年のアルバム「オペラ座の夜」に収録された5分55秒の…

サントラ百人一首① サンタ・エスメラルダ『悲しき願い』@キルビル

会社斜前の中華屋で唐揚げ付炒飯なんぞをかきこんでいたら、やたら景気のいいフラメンコギターの音色が。おっとこいつは77年の大ヒットナンバー、 悲しき願い by サンタ・エスメラルダ ではないですか。恥かしながらずっとオリジナルは65年のアニマルズ・バ…

センサラウンド?! エクソシスト2と横浜ピカデリーの思ひ出

アニメの話が長く続いてしまったので、今週は贔屓のホラークラシックを紹介しようと思います。過去に取り上げた作品もありますが、できるだけ違った視点で書きますのでご容赦ください。悩んだ末、1本目に選んだのは、 「エクソシスト2」 (1977年/ジョン…

やっぱり傑作! フリードキン版恐怖の報酬[北米版BD]

ビデオテープ廃盤から幾星霜。国内ではDVD化の気配も見せない不遇の作品がようやくアメリカでBD化されました(世界初)。観直して確信しました。やっぱり傑作です! 他人の評価など知ったこっちゃありません! 本作と「天国の門」は問答無用のマイ・フ…

待ちかねたぞ! ジョルジオ・モロダー版メトロポリス

オリジナル原理主義の方から見れば、邪道・外道・キワモノ・ニセモノ・バッタモンかもしれませんが、80年代野郎にとってはこのバージョンこそが「メトロポリス」。「ジョルジオ・モロダー版メトロポリス[北米版Blu-ray(輸入盤)]」(1927年/フリッツ・ラ…

血液が深く静かに逆流する…厳選燃えサントラ[インスト編]

昨日からの流れで私的サントラ押し付け紹介。今回は燃えるインスト編。1.ウォリアーズ(バリー・デ・ヴォーゾン)これくらい一気に作品世界に引きずり込んでくれる曲はちょっとありません。高校の英研の部室で毎日鳴り響いていた青春の一曲。2.サスペリ…

攻殻!眼鏡!パトレイバー! 川井憲次コンサート2007

字数が多すぎて1行に収まりきらないので漢字にしちゃいましたが、正式なタイトルは、 「Kenji Kawai Concert 2007 Cinema Symphony」 2007年11月にパシフィコ横浜で行われた川井憲次氏の15年ぶり(15年前はパトレイバーのライブだったそうで…)のコンサート…

マサ斉藤に免じて。 オーバー・ザ・トップ

お話だけ見ると可も無く不可ばかりな80年代の残滓って感じなのですが、当時、業界をブイブイ言わせていたジョルジォ・モロダーによる「マサ斉藤のテーマ」(正式タイトルは“The Fight”ですが)が素晴しすぎるので、二階級特進。 「オーバー・ザ・トップ」(1…