デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

#ハードロック・ヘヴィーメタル

これは最早≪立体曼荼羅≫。 KISS 1/10アートスケール スタチュー

サンパウロを拠点とするブラジルのメーカー「アイアン・スタジオ」からKISSメンバーの1/10アートスケールスタチューが順次発売されます。まずはポールとエースが。続いてジーンとピーターが予約開始となりました。エースのポージングを見た時に「おっと、こ…

深夜アニメタイムは要注意。 ファイナル・デッド・ツアー

売れない(正確には売り出してもいない)3人組アマチュア・パンクバンド「DUR(ダー)」。家賃滞納で立ち退き要請。借金も溜まる一方。スコーン焼きのバイトじゃ状況は変えられない。金とチャンスを掴むにはライブ、そしてツアーだ。バンドのリーダー、ジュ…

【世界一“清掃員”が似合うヘヴィ・メタル・シンガー】ウド・ダークシュナイダー/We Will Rock You【4月17日はQUEENの日】

閉店に歯止めの掛からないTSUTAYAがCDレンタル終了を告知し出しました。最終的にはレンタル事業全般から撤退するのではないでしょうか。2018年には「音の図書館」と言われた神田神保町のCDレンタル店「ジャニス」が閉店し、ここを利用していた「タモリ倶楽部…

【ルドルフの恩知らずベストに意義あり】電撃の蠍団/スコーピオンズ【クラシックロック探訪32】そして追悼:ジャン=ポール・ベルモンド

スコーピオンズのギタリスト、ルドルフ・シェンカーが自選お気に入りアルバム10枚を発表しました。第1位は「蠍魔宮~ブラックアウト」(当時のRCAの邦題センスも凄かったですがEMIも負けず劣らず)。以下「禁断の刺青-Love at First Sting」「ラヴドライヴ…

【トニー・アイオミ先生誕生記念】Black Sabbath LIVE 1983 feat. IAN GILLAN【クラシックロック探訪31】

本日2月19日はブラック・サバスのギタリスト、トニー・アイオミ先生(1948~)の誕生日(おめでとうございます!)なかなか新譜は望めない状況と年齢でございますが、最近はTVやFM放送用にサウンドボード収録されたライヴ音源を発掘してCD化してくれる有難い…

湖上の煙が取り持つ縁。12月4日はスモーク・オン・ザ・ウォーターの日。

偶然が重なる日ってあるんですねえ。本日12月4日はフランク・ザッパ(1940-1993)の命日。没後の発表まで含めれば、オフィシャルなアルバムだけで120枚は超えているのではないでしょうか。ブートまで入れたら一体どれほどの音源になるのか。聴くだけでライフ…

エリック・カーが紡ぐ殺人魚雷コンビの咆哮。 クラシックロック探訪30 クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト/キッス

本日11月24日はキッスの二代目ドラマー、エリック・カー(本名:ポール・チャールズ・キャラヴェロ)の命日です(実はフレディ・マーキュリーの命日でもあるのですが…)。エリックはピーター・クリスの後任として1980年KISSに加入。初参加アルバムは81年のサ…

クラシックロック探訪29 そして追悼:エディ・ヴァン・ヘイレン

『ヴァン・ヘイレンを見たよ』(I just saw Eddie Van Halen.) 『どこで?』(Where?) 『ハリウッドボウルで』(The Hollywood Bowl.) 『どんなだった?』(And how was he?) 『ゾンビだった』(He's a zombie.) 『ついてないね』(Tough break.)とい…

8月7日はトビン・ベル&ブルース・ディッキンソンの誕生日。共通項は勿論「鋼鉄の処女」。

本日8月7日はミスター・ジグソウ、トビン・ベル(1942年~)とブルース・ディッキンソン(1958年~)の誕生日(おめでとうございます!)。共通項は勿論「鋼鉄の処女(アイアン・メイデン)」「ソウ2」の冒頭に登場した鬼トラップ。通称“顔面アイアン・メイ…

6月27日は「演説の日」。心揺さぶる演説BEST5

本日6月27日は「演説の日」。1874年(明治7年)のこの日、慶応義塾の三田演説館で日本初の演説会が行われたそうです。三田演説館は「日本が欧米と対等の立場に立つ為には演説の力を付けることが必要」と説いた福澤諭吉が私財を投じて建てたもの。演説は映画…

クラシックロック探訪 28 フール・フォー・ユア・ラヴィング/ホワイトスネイク

昨年、最新アルバム「フレッシュ・アンド・ブラッド」を発表、68歳の意地を見せつけたデヴィッド・カヴァーデイル@ホワイトスネイク。ホワイトスネイクは「えいや!」でぶった斬ると初期ブルース・ロック時代(1977~1982)と中後期ヘヴィメタル時代(1983以…

追悼:スティーヴ・プリースト。 クラシックロック探訪27 危険なブールヴァード/スウィート

SWEETのオリジナル・メンバーにしてベーシスト、ボーカリストのスティーヴ・プリーストがお亡くなりになりました。6月4日。死因非公開(アンディ・スコットによれば近年あまり良くない状態だったそうです)。74歳。コーラスが美しいグラム・ロック・バンドSW…

Tutti fuckin' frutti! クラシックロック探訪番外編。 追悼:リトル・リチャード

ロックンロールの創始者のひとり、リトル・リチャードがお亡くなりになりました。5月9日。骨肉腫。87歳。いささか間が空いてしまったのは、年代の違いによる馴染みの薄さ故の躊躇だったのですが、よく考えたらオリジナルをリアルタイムで聴いていないだけで…

クラシックロック探訪26 スレイヴス・アンド・マスターズ/ディープ・パープル

『ジョー・リン・ターナーがディープ・パープルのボーカルだって? メンバーはデヴィッド・カヴァーデイルに土下座して謝るべきだ』(ロニー・ジェイムス・ディオ)いやいやそんな事ないですよ先生。一度聴いてみてください。なかなかに味わい深いですから。…

クラシックロック探訪25 ノー・ヘヴィ・ペッティング/UFO

テッド・マッケンナの死を乗り越えて、マイケル・シェンカー・フェストの新作「レヴェレイション」が9月20日発売になります。 残念ながらテッド・マッケンナのプレイは間に合わなかったようで、主にサイモン・フィリップスが代打ち(?)しているようです。 …

プロレスもメタルも映画もプログレも。クラシックロック探訪24 エマーソン、レイク&パウエル

最近、ケーブルつければ「昭和のプロレス名勝負」、本屋に行けば「昭和のプロレス裏話(暴露本とも言う)」が目白押し。特に蝶野がMCを務めるテレ朝の「俺の名勝負ベスト5」は、ぶっちゃけトークと相まってなかなかにマニアック。という訳でどうしても聴く機…

色々複雑。 リッチー・ブラックモアズ・レインボーが新曲発表。

4人目の嫁と共にコスプレ吟遊詩人と化したリッチー・ブラックモアが2016年にロックに回帰。一過性のお祭り(青春プレイバック)かと思いきや、その後も活動継続。ギターの構えが田端靖男みたいになったリッチーを見た時は軽い衝撃を受けましたが、それでもシ…

パクリスペクト。 クラシックロック探訪22 天国への階段

英国Louderが発表した「読者が選ぶ 最も偉大なギタリストTOP50」で2位にランクイン(1位はジミヘン)したジミー・ペイジですが、米国では「天国への階段」パクリ訴訟が再審となってしまいました。 ロサンゼルスのバンド、スピリット(Spirit)のギタリスト、…

DIOが初音ミクとなって帰還~クラシックロック探訪19 HOLY DIVER/DIO

故ロニー・ジェイムス・ディオの姿をホログラムでフィーチャーした世界ツアー<DIORETURNS>が12月6日ドイツのブーフムで開幕しました(初音ミク方式?)。 バンドメンバーはDIOの元メンバー、クレイグ・ゴールディ(G)、サイモン・ライト(Ds)、スコット…

クラシックロック探訪18 鋼鉄の処女/アイアン・メイデン

偶然、TUBEでポール・ディアノの最近の映像を見ました。 スキンヘッドで顎鬚を生やし車椅子に乗っていました。歌はもはや巧いのか下手なのか分かりません。 言われなければ(いや言われても)、この巨体親父がポール・ディアノとは気づかない変わりよう。 し…

クラシックロック探訪17 LOUDNESS/ラウドネス

日本のロックシーンを牽引したバンド、ラウドネス。 昨年、結成35周年。現在も新譜にツアーにと意気軒昂なオヤジバンド。 出したアルバムはオリジナルだけで30枚越え。この中で1枚選ぶなら、 LOUDNESS(1992) (ジャケットデザインは横尾忠則) オリジナルメ…

クラシックロック探訪16+サントラ百人一首14 世界に捧ぐ|We Will Rock You/クイーン

『エアロスミスはメディアのお気に入りだ』と看破したのはロニー・ジェイムス・ディオ。これに倣えば『クイーンは広告代理店のお気に入りだ』という事になりましょうか。「Don’t Stop Me Now」でも流しておけば、商品が車だろうがビールだろうがコーヒーだろ…

神様と3人の歌親父。 マイケル・シェンカーFest.2016 in Japan

マイケル・シェンカーの来日公演に行って参りました。 前回はドゥギー・ホワイト(レインボー4代目Vo.)とグラハム・ボネット(レインボー2代目Vo.)の競演という豪華版でしたが、今回は更に豪儀。 MSGの歴代ボーカリスト3名(ゲイリー・バーデン、グラハム…

クラシックロック探訪15 神(帰ってきたフライング・アロウ)/マイケル・シェンカー・グループ

8月にマイケル・シェンカーが来日します。しかも! MSG歴代ボーカリスト3名(ゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコリ―)を引き連れて。 名付けて「MICHAEL SCHENKER FEST」。 独りでフェス! スコーピオンズ、UFO、MSG、ソロと生生流転の…

クラシックロック探訪13 レッド/キング・クリムゾン

2ヶ月ぶりのクラシック・ロック探訪。たまにはプログレなんかも…。 長い歴史を誇るクリムゾンのアルバムから1枚ってのは中々に無茶振りな難題ですが、敢えて推すなら、 レッド/キング・クリムゾン RED/KING CRIMSON 1974年発表。ロバート・フリップ、ジョ…

やさぐれた倦怠と緊張。 エース・フレーリー/オリジンズVOL.1

今年4月27日に65歳の誕生日を迎えたエース・フレーリーの新譜が発売されました。 今回は自身のキャリア初のカバーアルバム。タイトルもストレートに、 オリジンズVOL.1/エース・フレーリー ORIGINS VOL.1/ACE FREHLEY 前々作「ANOMALY」に収録されたSWEET…

36年待った! レインボー/モンスターズ・オブ・ロック ライブ・アット・ドニントン1980

恐らく全レインボーファンが“もう無理だろう”と諦めつつ、心のどこかで“いやあるいはもしかしたら”という希望を払て捨てきれずにいた「モンスターズ・オブ・ロック」(1980年ドニントン)のオフィシャル音源がついに発売されました。 Rainbow MONSTERS OF RO…

クラシックロック探訪12 In Trance 復讐の蠍団/スコーピオンズ

結成から50年。超長寿バンドとなったスコーピオンズ。 「ハリケーン (Rock You Like a Hurricane)」(1984年発表)1曲とってみても、「ナイト&デイ」「ロック・オブ・エイジズ」「ウォーム・ボディーズ」などで使われており、ジャンル問わずサントラ御用…

クラシックロック探訪11 スタンド・イン・ライン/インペリテリ(そしてMonsters of Rock1980/RAINBOW発売万歳!)

Here comes your hero, stand in line, Straight as an arrow, stand in line 英雄の凱旋だ。列を作って出迎えろ。 弓矢の様に真っ直ぐに。一列に並べ。 イングヴェイの後任ギタリストとしてアルカトラスのオーディションに臨み、見事落選(合格者:スティー…

サントラ百人一首⑪ 雷神/キッス@ハロウィン

ブルー・オイスター・カルトの『死神』、コーデッツの『ミスター・サンドマン』。 オリジナル「ハロウィン」シリーズで使われ、2007年のリメイク版でも流れた名曲。しかし、ただ元ネタを再利用するだけでは監督ロブ・ゾンビの名がすたる。 ロブの好みが爆発…