日本のロックシーンを牽引したバンド、ラウドネス。
昨年、結成35周年。現在も新譜にツアーにと意気軒昂なオヤジバンド。
出したアルバムはオリジナルだけで30枚越え。この中で1枚選ぶなら、
LOUDNESS(1992)
(ジャケットデザインは横尾忠則)
オリジナルメンバーこそラウドネスと言う方も多いと思いますし、「DISILLUSION ~撃剣霊化~」「THE LAW OF DEVIL'S LAND ~魔界典章~」辺りを推すのが筋かしらとも思うのですが、やはり本作の破壊力の前には…。
山田雅樹は音域が広いとは言えませんが、ささくれ立ったボーカルの音圧は圧倒的。ハイトーンな割に演奏に埋もれる事の多い二井原のボーカルと対照的です。
結果、本来中心であるはずの高崎(ギター)が引き立て役に回るハメに…。
沢田はこの1枚で脱退。そしてあろうことかリーダー樋口も脱退。代わりに元アンセムの柴田直人と山田の古巣FLATBACKERから本間大嗣が加入して第4期が始動しましたが、全く以て好みの音ではありませんでした。
せめてあと1枚、このメンバーでオリジナルアルバムを作って欲しかったと思います。
因みにもう1枚選ぶなら、
ON THE PROWL(1991)
「IN THE MIRROR」はオリジナルよりマイク・ヴィセーラ版の方が好きだったりします。ホントすみません、二井原さん。