デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

クラシックロック探訪17 LOUDNESS/ラウドネス

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日本のロックシーンを牽引したバンド、ラウドネス
 
昨年、結成35周年。現在も新譜にツアーにと意気軒昂なオヤジバンド。
 
出したアルバムはオリジナルだけで30枚越え。この中で1枚選ぶなら、
 
LOUDNESS1992
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(ジャケットデザインは横尾忠則)
 
オリジナルメンバーこそラウドネスと言う方も多いと思いますし、「DISILLUSION ~撃剣霊化~」「THE LAW OF DEVIL'S LAND ~魔界典章~」辺りを推すのが筋かしらとも思うのですが、やはり本作の破壊力の前には…。
 
EZO山田雅樹と元XJAPANではない)の沢田泰司が加入した第3期最初で最後のオリジナルアルバム(通算10枚目)。
 
コンサート会場が黄色い声援で埋まったのには辟易しましたが、沢田泰司のベースは樋口との相性も良く、リズムセクションとしては恐らく最強。
 
山田雅樹は音域が広いとは言えませんが、ささくれ立ったボーカルの音圧は圧倒的。ハイトーンな割に演奏に埋もれる事の多い二井原のボーカルと対照的です。
 
結果、本来中心であるはずの高崎(ギター)が引き立て役に回るハメに…。
 
沢田はこの1枚で脱退。そしてあろうことかリーダー樋口も脱退。代わりに元アンセム柴田直人と山田の古巣FLATBACKERから本間大嗣が加入して第4期が始動しましたが、全く以て好みの音ではありませんでした。
 
せめてあと1枚、このメンバーでオリジナルアルバムを作って欲しかったと思います。
   
因みにもう1枚選ぶなら、
 
ON THE PROWL(1991)
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IN THE MIRROR」はオリジナルよりマイク・ヴィセーラ版の方が好きだったりします。ホントすみません、二井原さん。

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