『…なあ。永井圭ってどんな奴？』 『圭は…友達だ。初めての』 『でも置いてかれたんだろ？ムカつかないのか？』 『あいつがいらないって言うなら俺は引く。でももしあいつに何かあれば 必ず助けに行く』 『お前、やっぱウザいな』 『ああ。知ってる』 『も…

『I Can Drive!』 かつて老人を轢き殺してしまったために、運転恐怖症になってしまった男が車で若者押しつぶしてトラウマを克服する…簡単に言えばそんな話です。 「キラーカーズ／パリを食べた車」 （1974年／ピーター・ウィアー監督） 「ピクニックatハンギ…

「ブレイブウィッチーズ」が第3話放送時点で1週スキップ。大丈夫か？燃え尽きるにはまだ早いぞ。 穴を埋めたのは姉貴分に当たる第501統合戦闘航空団。 「ストライクウィッチーズ OperationVictory Arrow vol.1 サン・トロンの雷鳴（TVフォーマット版）」（2…

『楽しいすか？ サラリーマン楽しいすか？』 カラオケマイクで尋ねながら大暴れ。ヤク中で頭のネジがけし飛んでいる鉄砲玉。演じるは三池モバ。そう、三池崇史監督その人です。 「AGITATOR［荒ぶる魂たち］イタリア版DVD」 （2002年／三池崇史監督） 何故か…

平幹二朗さんがお亡くなりになりました。 10月23日。82歳。浴槽で死んでいるのを家族が発見。 舞台メインでテレビがサブという印象が強いですが、“こっち側”の映画にも顔を出してくれています。印象に残っているものをいくつか摘まんでみると、 「天城越え…

クラウドファンディング（不特定多数の人からインターネット経由で資金を集めること）の看板娘として顔を貸し、適当な見せ場を作ったら物語中盤でとっとと姿を消すダニー・トレホのやり逃げ企画。 「最強サイボーグX」（2016年／K・キング監督） 国防用に開…

『中野って奴は他人の信頼を得るのがうまい。同じ教室にいればあいつはヒーローでお前はただの嫌な奴だろう。だがここは学校じゃない。ここじゃあ倫理や感情を断ち切る決断が必ず必要になる。本当だ。お前にならそれが出来る』 ああ、このおっさん、永井に…

『これから坂本ば地獄の釜へ追い込もう所ですたい。わしが坂本に一番槍ばつけるけん、あんたらも今すぐチャカ揃えて戦争の用意ばしないや。あんたらも極道なら政治政治言うとらんと、ここらで男に戻りない』 後先結果は関係なし。日本最大組織も眼中なし。親…

『即戦力にはなりません。すぐに帰した方が本人のためです』 『私も同意します。この基地に素人を置いておく余裕はありません』 姉・孝美の代わりに第502統合戦闘航空団への入隊を果たしたひかり。しかし、突きつけられたのは戦力外通達と扶桑帰還命令。 チ…

『エアロスミスはメディアのお気に入りだ』と看破したのはロニー・ジェイムス・ディオ。これに倣えば『クイーンは広告代理店のお気に入りだ』という事になりましょうか。「Don’t Stop Me Now」でも流しておけば、商品が車だろうがビールだろうがコーヒーだろ…

白地のパッケージにコルトパイソンがドーン！クールな黒文字タイトルで「TAKASHI MIIKE THE THIRD YAKUZA」簡にして潔。渋いにも程があるジャケットです。てっきり中身は「第三の極道」と「新・第三の極道」かと思ったらあにはからんや（←死語？）。何と入っ…

2020年まであと3年ちょっと。Xチャンネル光波の発信塔は東京タワーからスカイツリーに変わりましたが、ケムール星はどんな塩梅でございましょうか。 ACROの怪獣Remixシリーズ最新作は、ケムール人！ 2016年2月2日に急逝した故韮沢靖氏が生前描きおこしたREMI…

落ち目の犯罪ノンフィクション作家が、一発逆転を狙って一家惨殺事件があった家に移り住んで真相を暴こうとしたら、ヤバイもの掘り当てちゃって大騒ぎ。 「フッテージ」（2012年／スコット・デリクソン監督） エリソン・オズワルド（イーサン・ホーク）は、…

銃弾か、それとも 冷たい刃にするか…!? 荒涼たる薄暮が迫る 殺しの辺境で、男がふと 選択に迷うとき いつか見た組長の 首筋の汗が、よぎる…もはやコピーでも惹句でもありません。現代詩です。 これが通っちゃうって、どんだけフリーダムだったんだ当時の東映…

『ブラック企業ってこんな感じかな…』 『永井圭！ しっかりやれ！ サボるな』 『あぁ～あ！殺しときゃよかったな～』 『ホルマリン漬けにするぞ』 何だよ、この息の合った掛け合い（笑）。 「亜人／第15話・どいつもこいつもバカばっかりだ」 （2016年10月1…

先日ご紹介した「沈黙の作戦」から遡ること11年。セガール親父も（あくまで比較論ですが）細い！（←打っていてちょっと空しい） これならまだ動けるだろうと思いきや、首から上が見切れた後姿の多いこと多いこと。 うーむ、この時点で既にアガリを迎えていた…

『私を…私を502部隊に入れてください！』 『ふざけんな！ てめぇ俺達がいなけりゃ死んでたぞ！』 『じゃあ…じゃあ死ぬまででいいから入れてください！』 引けない時は相手の予想を上回る返しが必要。それが覚悟。 「ブレイブウィッチーズ／第2話・羽ばたけ…

折角ジル・バレンタイン（シエンナ・ギロリー）が復活したと言うに、大した見せ場がないばかりか話が一歩も先に進まなかった前作「バイオハザードⅤ：リトリビューション」から4年。 このグダグダシリーズ（しかし観てしまう）もようやくファイナルを迎えるよ…

動けないセガール親父の主役ポジションをキープするためのあの手この手。 「沈黙の作戦＜ミッション＞」 （2016年／キオニ・ワックスマン監督） もはや数える気にもならない沈黙シリーズ最新作。親父の役どころは麻薬取締局特別捜査官のジョン・ハリソン。 …

『王子様の隣にはお姫様…なんて誰が決めたのかしら？』 『王子様の隣には王子様。それでいいじゃない、それがいいじゃない！』 『尊い超尊い！ 神様今日も生きる糧をありがとうございます！』 芹沼花依（せりぬま かえ）、高校2年生、腐女子（そしてデブ）…

『なんぼあんたが太うなった言うて、狙うちょるもんの方が強いんじゃけ』 おっと、この台詞は以前にも…と思いましたがそれも当然。 役名こそ変わっていますが、元ネタは仁義なき戦いと同じ飯干晃一の原作ルポ。 「完結篇」で一巡した物語を巻き戻したセルフ…

『だから！ あんたの駒になってやるよ！不死身の兵士として！』 ビル爆破による大規模テロで反体制の狼煙をあげた亜人・佐藤。 佐藤を止めるために手を組んだ永井圭と中野攻。 佐藤、永井、中野の捕縛に失敗し、完全に後がなくなった厚労省・戸崎。 各々の…

『試験に落ちたら諦める。弱いウィッチが欧州に行っても迷惑だもん…でも何もしないで諦めたくない！』 足りないものがあれば別のもので補う。落ちこぼれの成長譚。大好物きました。 「ブレイブウィッチーズ／第1話・佐世保の魔法少女？」 （2016年10月5日深…

曼荼羅畑のアクセス数は大抵150-200人／日（PVで400-500／日）という安定の低空飛行なのですが、何を間違えたか突然千客万来になることがあります。 10月5日はアクセスが391人、PV808という「え、何ごと？」状態。 調べてみたらアクセスが集中していたのは20…

10月-12月は北米版BOXの新作乱打（「俺ガイル続」「とらぶるダークネス2nd」「シドニア２」「のんのんリピート」etc.）。年忘れ大人買いフェスティバル。 その第1弾となったのが、 「長門有希ちゃんの消失【北米版BD-BOX】」 THE DISAPPEARANCE OF NAGATO YU…

『貴様、何者だ？！』 『仕掛人、西村左内』 誰何されて職業＋フルネームを答えるとは大胆不敵。しかし、これがかっこいい。 「必殺仕掛人／第1話・仕掛けて仕損じなし」 （1972年9月2日放送／深作欣二監督） 必殺シリーズの記念すべき第1話（以前、ジャニー…

『農業やったら手間隙かけて作った野菜がどんだけ美味いか、食べたもんが喜んだか分かるけど、林業はそうはいかん。ええ仕事をしたかどうか、結果が出るのは俺らが死んだ後なんや』日頃、“ホラーテラーで皆殺し”な生活を送っていると、チェンソー＝人体解体…

職場でちょっとやらかしてブルーになっていたら友人がロッククライミングに誘ってくれた…のはいいけど元カレいるわ崖キツすぎるわ吊橋落ちるわ、おまけにブービートラップとか仕掛けてあって何よこれ。と言う、「ディセント」＋「クライモリ」（ちょっと年配…

美術だけは素晴らしかったですが…。 新鮮な材料と立派な調理器具を揃えたのにレシピが腐っていた、そんな感じ。 「喰女－クイメ－」（2013年／三池崇史監督） 舞台で四谷怪談を演じることになった男女が、実生活でも似たような関係になって虚構と現実が…とい…

『あの人の…言葉を伝えます』 構成員１万５千人を誇る日本最大のやくざ組織、谷口組の三代目が逝った。その時、妻は…。 「制覇」（1982年／中島貞夫監督） 本来、三部作になるはずだった高倉健の「山口組三代目」に完結編があるとしたら、こんな形になったの…