白地のパッケージにコルトパイソンがドーン!
クールな黒文字タイトルで「TAKASHI MIIKE THE THIRD YAKUZA」
簡にして潔。渋いにも程があるジャケットです。てっきり中身は「第三の極道」と「新・第三の極道」かと思ったらあにはからんや(←死語?)。
何と入っていたのは「新・第三の極道」と「新・第三の極道Ⅱ」。
国内未DVD化の「第三の極道」が入手出来たと喜んだらとんだ一杯喰わせもの企画でした。侮れませんジャーマンビデオ。
ついでに言うと本編にコルトパイソンは出て来ません。主人公・正木の獲物はS&WのM686です。侮れま(以下略)。
「新・第三の極道」(1995年/三池崇史監督)
中条きよしのライフワーク“正木サーガ”第二章です。
第三の極道とは、侠客を自認する正木礼二郎に惚れて裏盃を交わし、彼の配下となった堅気たちのこと。
面子には角田信朗(オカマバーの店長だが、揉め事になるとビルドアップされた裸体を晒して華麗な回し蹴りをみせる)とかも入っています。
敵対する組幹部にシーザー武。角田対シーザーの一戦が見たかったですが、そこはおあずけ。
組長に『服部組一門一千人を破門にしても正木礼二郎を残す』と言わしめた男。
前作同様、ぶっつりばっさりなエンディング。まさか、中途半端な終わり方をすれば続編が作れると思っているわけではないでしょうが、シリーズ初期のトレードマークになっています。
前後の作品は別途機会を改めて。