2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「速弾きだけじゃ駄目だ!」と言われて多くの技巧型ギタリストが消えていく中、「俺はただ速いんじやない、“物凄く”速いんだ!」と開き直った(としか思えない)男、クリス・インペリテリ率いるIMPELLITTERIがやって来ます。なんせベスト版のタイトルが「光…
白いボールを持った金髪少女という悪魔のアイコンを完成させた罪な奴です。 「世にも怪奇な物語[第3話・悪魔の首飾り]」 (1967年/フェデリコ・フェリーニ監督) エドガー・アラン・ポーの怪奇幻想小説を、仏・伊を代表する3大監督が競作したオムニバス…
世間的にはあまり評判の宜しくない作品ですが、いやいやいや、悲しくもかっちょいい男のドラマでございます。「鷲は舞いおりた」(1976年/ジョン・スタージェス監督)ヒトラーの戯言で始まったチャーチル誘拐計画。実行の可能性のみ検証してお茶を濁すつも…
忌野清志郎、三沢光晴、長谷部安春監督、デビッド・キャラダイン、で次はなんとマイケル・ジャクソン。マイケルはほっといても世界中が騒ぐでしょうから放置。曼荼羅畑的には、彼の影に隠れちゃったファラ・フォーセットの方が大事件。25日に直腸癌の肝臓転…
ダラダラと続く話を延々観続けるのが嫌なので、滅多に連ドラは観ない(唯一の例外が「ER」)のですが、これは意外な拾い物。「ターミネーター/サラ・コナー クロニクルズ(シーズン1)」(2008年)へっぽこぴーな「3」観て“舐めとんか!?”と思った…
貞子、伽椰子と比べて今ひとつふたつみっつ地味ぃな女が、ポール・シュレーダー脚本でハリウッド・リメイクされるようです。 「富江」 (1999年/及川中監督) いつの間にやらシリーズ7作を数えているのですが、いつまで経ってもマイナー感が抜けません…
ふと思ったのですが、これって1作目を「デビルマン」に見立てた「バイオレンス・ジャック」なのではないでしょうか。「DEAD OR ALIVE FINAL」(2001年/三池崇史監督)どう見ても香港。しかし、そこに被るテロップは「横浜」「2346年」。見上げる空にブレー…
またしてもお間抜けなタイミングになってしまいましたが、6月3日、ブルース・リーゆかりの俳優がお二人お亡くなりになりました。一人は「燃えよドラゴン」の敵役、鉄の爪ハンを演じたシー・キエン。そしてもう一人はリー原案のテレビシリーズ「燃えよ!カ…
『お前は運転し、俺は怯える。2000ドルは恐怖の報酬だ』 前半は倦怠感と焦燥感。それが、後半の緊迫感の伏線となって最後は無常観へ。 初見の時は前半の1時間がやけに長く感じましたが、人物関係を理解した上で再見したら、このバランスがベストだと分かり…
ナンデスカコレハ?「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」(2009年/坂本浩一監督)AKIRA諦めたワーナーが、ウルトラマンを映画にするんだとか。ウリは“悪に染まったウルトラマン”ウルトラマンベリアル。暗黒の力に魅せられ光の国で反逆を起…
カリオストロも嫌いじゃないですよ。でもあれは宮崎アニメであって「ルパン」ではありません。本家はこちら。「ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)」(1978年/吉川惣司監督)金曜ロードショーのオンエアで久々に鑑賞。改めて観ると凄いですね。まあ…
『嵐が来るそうだ』 『知ってるわ…』 「ターミネーター4」公開の煽り(便乗?)で過去シリーズが、地上波・BC・CS問わずダダ流れ。 乗せられて観てしまう私も私ですが、やはり一番金かけてない1作目が一番面白いですね。 「ターミネーター」(1984年/…
「金田ぁぁ!!」「“さん”をつけろよデコスケ野郎!」これを実写化する気だったのか、ディカプリオ。「AKIRA」(1988年/大友克洋監督)ワーナー・ブラザーズとレオナルド・ディカプリオが進めていたAKIRA実写化計画がこの程正式に中止になっ…
短髪にピアス、革ジャンにハーレー・・ってその格好はどう見てもゲイだぞミッキー。 「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」 (1991年/サイモン・ウィンサー監督) まんまロバート・ハルフォードなハーレーダビッドソン(ミッキー・ローク)とテンガロン&…
あまりの斬新さに誰も後追いしなかった“総蛍光色ホラー”「ザ・コンヴェント 死・霊・復・活」(1999年/マイク・メンデス監督)40年前。一人の少女がショット・ガン片手に修道院に殴り込み。あっという間にシスター皆殺し。以来閉鎖され廃墟となった修道院…
三沢光晴が試合中に受けたバックドロップで死亡・・・。受身の天才と呼ばれていた男が・・・。デビュー当時の越中詩郎戦、タイガー時代の小林邦明戦、どれも捨て難いですが、印象深いのはやはり、「三沢光晴 V.S. ジャンボ鶴田」(1990年6月8日/日本武道館…
今月1日、乗客乗員228人を乗せたエールフランス機が大西洋に墜落した事故で、同機に乗り遅れ、九死に一生を得たイタリア人女性(64)が翌日にオーストリアで交通事故に遭い死亡したそうです。 これって・・・・ 「ファイナル・デスティネーション」 (2000…
翻訳本って(どう頑張っても日本語本来のリズムにならないので)滅多に読まないのですが、1冊衝動買いしてしまいました。しかも幻想文学。 「塵よりよみがえり」(レイ・ブラッドベリ著) 《ひいが千回つくおばあちゃん》とか《心を自由に飛ばす少女》とか…
ホラー映画の専門サイト「Bloody Disgusting」が、“森の中のキャンプ地で観たいホラー映画ベスト10”というニッチなランキングを発表しました。 1位は「死霊のはらわた」(納得!)、2位が「バーニング」、3位が王道「13日の金曜日」、そして4位につ…
既にレビュー済み(2008年8月27日参照)ですが、AMAZONでDVD購入したので(てっきり廃盤だとばかり)。改めて確信しました。傑作です!「CURE キュア」(1997年/黒沢清監督)やはりケーブルとは画質が違います。カメラの動きに合わせて雲が移動する奇跡…
マイケルは勿論、レギュラーメンバーが一人も登場しない「番外編」として有名ですが、ホラーではなく「デストピアSF」になっている事が驚きでした。 「ハロウィンⅢ」(1982年/トミー・リー・ウォーレス監督) 特殊な電波を乗せたテレビCMと、それを受信…
昭和29年の東京がシネマスコープの画面に活写された奇跡の映画です。 「東京暗黒街 竹の家」(1955年/サミュエル・フラー監督) 確かに全編「ありえない日本」の嵐です。 セットの畳はゴザだし、日本人はやたら「あ、そう」を繰り返すし、そもそも「竹の家…
余命6カ月を宣告されたひねくれ者の大富豪(ジャック・ニコルソン)と実直な自動車整備工(モーガン・フリーマン)。 ふたりは「棺桶リスト(The Bucket List←原題。死ぬまでにやりたい事リスト)」を実現するために病院を抜け出して冒険旅行へ。 絵に描い…
死神とダンス!な人気シリーズ最新版の予告編が公開されました。「ファイナル・デスティネーション4 デス・トリップ3D」(2009年/デヴット・R・エリス監督)なんと今回は3Dだそうで。「ジョーズ3D」とか「13日の金曜日Part3」とか立体モノは大抵…
「死霊のはらわた」がミュージカルになるという(なんですとぉ?)。しかもコメディだという。客席前方には洒落にならない量の血糊が飛んでくるとか。“スプラッター・ミュージカル・コメデイ”・・・既にアメリカ、韓国で大ヒットしたZ級(主催者自己申告)の…
東映の三角マークが子牛の焼印押しのように刻まれたSF冒険活劇。 「宇宙からのメッセージ」(1977年/深作欣二監督) 32年ぶりに再見しましたが、いやあ、こっ恥ずかしいですねえ。 顔面銀塗りの成田三樹夫、その「母」親が天本英世(常軌を逸したキャステ…
グラインドハウスのフェイク・トレーラーの1本がいよいよ単独長編として始動するようです。「感謝祭(Thanksgiving)」(イーライ・ロス監督)2007年5月段階では、同じくフェイク・トレーラーの「ドント(Don’t!)」(エドガー・ライト監督)の本編と抱き…
DVD出てたんですね。タイトル変わっちゃってるんで分かりませんでした。 「ザ・フリークメーカー(悪魔の植物人間)」 (1974年/ジャック・カーディフ監督) “植物人間”とは寝たきりの人ではなく、植物と合体させられた哀れな人を指し、“悪魔” は単なる…
ニック・チョンがリボルバーに弾を1発入れると、アンソニー・ウォンがオートマチックのマガジンから弾を一発はじき出す。6連発のリボルバーがフル装填された時、12連発オートマチックの残弾は6発。6対6。この無意味なこだわりをダンディズムだと思え…
石原裕次郎23回忌。テレビ朝日が「西部警察傑作選」を放送しています(~6月5日迄)。 専らPartⅡらのセレクトのようですが、まずはこの1本から始めなければ。 「西部警察・第一話/無防備都市(前・後編)」(1979年10月14/21日放送/渡辺拓也監督)米軍か…